ひろ君の新作で

 

さすがにもうISD条項ガーとかラチェットガーって言っている人いませんよね?

と世迷言を吐いているのだが、こいつは重要部分を有耶無耶にする。

 

引用:

 投資受け入れ国(訴えられた国)の法令や政策の変更を命じる事はできないとなっているので、ISDに国の形、国柄を変える力はない事が分かります。

つまり、とある国が急に制度、法律を変えて投資していた企業が被害を被った。その場合に賠償金を支払ってそれで終了。これがISDの本当の姿です。

ま、法整備が行き届いている日本にとっては、恐れる必要はありませんね。

 

↑日本は長らく規制強化するどころか規制緩和してきた中で、相手国に訴えられるリスクはない。

 

ISD条項の危険性は規制緩和→規制強化する動きがし難くなることになる。

 

そしてラチェット条項なんですが、ひろ君は

 

引用:

 

TPP交渉、規制の再強化防止で合意  2013/11/23 日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO63025280T21C13A1EE8000/

『TPP交渉で議論する21分野29章のうち「越境サービス」分野で合意する見通しがたった。導入するのは「ラチェット条項」と呼ぶ仕組みで、規制強化につながる法改正は原則禁じることを約束する。自国産業を守るためいきなり外資の出店規制を厳しくするなどの変更ができなくなる。  適用範囲は企業活動に関連する分野にとどまり、食や人命の安全に関わる規制強化は含めないことも決めた。(後略)』

 TPPにラチェットが追加されたため、これはヤバイ!と騒ぐのは結構なのですが、中身をよく見てください。

 

>規制強化につながる法改正は原則禁じることを約束する。

 『原則』ということなので例外規定はいくつか用意されているのではないでしょうか。

 逃げ道はあるということです。

 杓子定規に例外は認めないってワケでは無いです。

 投資した企業にとっても投資先の国がボロボロになったら困ると思いますので。

 

↑原則という例外規定もあるのではないか?逃げ道があると濁しています。

 

要は開放するのは簡単だが、反対に閉鎖するプロセスに大きな労力を使うというものです。

 

それを意図も問題ないかのように記事にするのは、安倍政権を擁護したい!!上念先生に褒められたい!!という気持ちが見え見えです。