思いをひとつに | kantoku's ブログ

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バスケと子供たちを愛する人たちへ

この週末「セプテンバーカップ」という大会が行われ、我がチームは
その大会に参加させてもらった。

随分前から行われている大会で何度も参加しているのだが、昨年から
ミニと中学を合同で開催するという形の大会となり、大きな体育館を
いくつも会場にして、片面はミニ、片面は中学といった形で並行して
試合が行われているのだ。

小学生、中学生がお互いの隣のコートに目をやり、観ることができるという

斬新な試み、おそらく福岡県内ではこの大会だけだと思う。

素晴らしいのは、ただ横で別のクラスの試合が行われているという

ことだけではない。
大会運営の方々の配慮で、関連性の高いミニと中学を同じ会場に

割り当ててあって、ミニの子たちはOBである先輩たちの試合を、

中学生は後輩たちの試合を観ることができるのだ。


当然、我々指導者も卒業していった教え子たちの成長を見れるのだから
本当にありがたい。ミニバスチームも試合数の多いところは年間200試合
近い数をこなすチームもある。うちもそれに近いが、つまり殆どの週末は
大会か練習試合ということだから、行きたくてもなかなか中学の試合が

観に行けない。


だからこのセプテンバーカップはそのチャンスを提供してくれる本当に
ありがたい大会なのだ。
ミニの子供たちは、キラキラ眼を輝かせながら先輩たちの迫力あるプレイに
釘づけになっていた。(゜□゜)


うちの隣で戦うのは、昨年、全中準優勝、今年、全中を制覇した

T先生率いる西福岡中学。うちのOBも4人在籍させてもらっている。
その試合の迫力たるや、とても新チームとは思えないほどスゴイ!

うちのOBたちも、横で僕やコーチ、そして後輩たちが観ているのだから

カッコ悪いところは見せられない!
普段よりちょっとは気合いが入っているはずだ。
もちろんうちの子たちも!目指すチームや憧れの先輩たちがいる会場で
気持ちが入らない訳がない。

その効果だろう。うちは去年に続いて優勝!西福岡中も同じく2連覇!

ホントに嬉しい週末となった。v(^-^)v

だが、僕が言いたいのは、そんなことじゃない。


この縦の繋がりこそが、本当に何より大切だということ!

我々ミニの指導者がバスケに出会った子供たちを手塩にかけて育てる。

その大切な教え子を本当に信頼できる中学の先生(指導者)に託す。

そして、その教え子たちが同じように頑張り続け、更に輝く。
だが、そこにもし大きなズレがあったとすれば、悩むのは子供たちだ。

だから、もっともっとミニと中学、そして高校と交流をするべきだ!
チームの交流、指導者の交流、技術の交流、そして何より価値観の交流。
思いをひとつにしてリレーしていかなければ日本のバスケット界は発展して
行かないと思う。

バスケットと若き才能(すべての子供たちです)を愛し、それを育むために
力を合わせること!福岡はひとつ、九州はひとつ、日本のバスケット界は
ひとつなんだと声を大にして言いたい。

だが、これはバスケット界に限っての話じゃない。
今、一番大切なのことは、皆で力を合わせて日本の子供たちを強く逞しく
育てることだ。

競争力ある、強い日本を取り戻すために!

子供たち、そしてこの国の未来のために!


今、思いをひとつにして。