ましてや、そんな大切にしたいものにすら出会うことも、もしかしたら奇跡なのかもしれない。
それなのに人は、その大切なものをあまりにも疎かにしすぎる。
なぜなら、その大切にしたいものを大切にしたいと言うことは、とても勇気のいることだからです。
もしかしたら、批判されるかもしれない。
もしかしたら、たくさんのものを失うかもしれない。
だから、あれもこれもと大切にしようとするあまり、
本当に大切なものすらわからなくなってしまうのです。
こんばんは。
小林真純です✨
今日は、第4期ワクワクトレジャープログラムでした。
今日は、自分の歴史を振り返る時間。
そのなかでこんなお話をシェアしました。
昔、カウンセラーとして仕事を始めたばかりのころ。
あるメンバーたちと話している時に、理由はなんだったか忘れてしまったのですが、あれこれと批判されたことがあったんです。
10人いたら、9人がその場で批判的な意見をいいました。
その中には、いつもあなたのおかげでとメッセージを送ってくれていた人もいて、
私は何が何だか分からなくなってしまったんですね。
みんなの話を聞きながら、至らない自分に腹が立ったし、
悲しくて、やるせなくて、
もうこの仕事は自分には向いてないんじゃないか、
いっそのことやめてしまいたい、
そんな風に思っていた時でした。
ある1人の人が、
私はそうは思わない。
げんに今、私がこうしているのは、真純ちゃんのおかげだと思ってる。
そんな言葉を言ってくれたんです。
その時にね、
ああ、たった1人でもこう思ってくれる人がいるなら、
私はここで諦めちゃいけない、
もっともっといい仕事ができるようになろう、
そう思って、とても晴れやかな気持ちになったんです。
これを言ってくれた彼女にね、
数年経った後、
このことを打ち明けました。
あの日、あなたがこう言ってくれたから、私はこの仕事を続けられてるよって。
そしたら、ものの見事に忘れてましたけどね(笑)
いいんです。
私がしっかり覚えてるから(笑)
だけどね、
この出来事を思い出すたびに、
私は自分の原点に戻れるんです。
今日も、心のなかで合掌しました。
あの日、彼女はなにげなく言ったひとことだったのかもしれない。
もしかしたら、勇気を出して言ってくれたひとことだったのかもしれない。
それは今となってはわからないけれど、
確かなのは、
彼女のたった一つの言葉が、
私の心を動かしてくれたということ。
だからこそ、私も自分の大切にしたいものに気づくことができたと思うのです。
そして、その時批判してくれた9人を大切にしようとしていたら、
もしかしたら、今の私はいなかったかもしれません。
どちらがいい悪いということではなくてね。
この出来事は、私に、
本当に大切にしたいものは何かを教えてくれたように思うのです。
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