「大嫌い。(仮)」終演しました。 | まっちゃとあん子はお茶の間に愛されたい

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第三回(さよならになるかもしれないよ)公演「大嫌い。(仮)」
終演いたしました。

今日も朝早く目覚めたけれど、ああ、終わったのかとまた眠りにつきました。

さて、終演にあたって色々と書いていこうかなと思います。

まず、さようなら。
さようならすると決めて今回上演しました。
でも、最初やめたくないって思ってました。
ただ、終わってみると、帰り道、やめたいってふと思った瞬間がありました。
もう、疲れちゃったのかもしれません。燃え尽きたのかもしれません。こんな作品はもう書けないなと思ったのもあります。
嫌なことがあったのもあります。
演劇が大好きだったのに、嫌いになりかけるくらい、嫌なこともありました。
でも、嫌なことや嫌な人に負けてやめるのは違う気がする。ムカつくし、腑に落ちない。

どうしよう。
とりあえずお休みをちゃんとしよう。そう思いました。

あんな作品だったので、色んな感想がありました。
観る人に向けて作ってないから嫌い、とか、
あんな男いないだろ、とか、
被害妄想、捕らわれてる、苦笑、とか。
嫌いって感想、たくさんありました。
でも、
駅前劇場でやってもいい、とか、
男心を分かってる、とか、
いい劇作家になる、とか、
面白かった、とか、
分かるなあ、とか、
無理矢理な展開が面白さを加速させてた、とか、
観れてよかった、好き、とか、
お行儀が悪い演劇で好かった、とか、
若い感性のイタさも恥ずかしさもさらけ出されてて好きだった、とか。
本当に色々、好きって感想もいただけました。

最後の最後で、
好きも嫌いもたくさんもらえて、嬉しかったです。
客席がクスクスとシクシクと真顔とが入り交じっててよかったです。

最後の最後、私の、一番のわがままばかりの演劇を、観てくださった方々、ありがとうございました。

あ、そうだ。面白いと思わなかった人達にも、「大好き」は向けられます。だって、観てくださったことがまず嬉しいから。

面白い、面白くないはあって当然だし、分かってて私はあの作品を作ったから。全員にウケなくても、面白いって言ってくれる人はいるし私はこれが面白いと思うからこの作品をやる。それだけだった。男も女も関係ないと思うって言ってるのに、男が観てもこれは面白くないよみたいなこと言ってる感想を見て、矛盾を感じたと同時に、他の男の方々は面白かったらしいですよと言い返したくなったりもした。
でも、そういうことがあるから演劇なんだな。色々な気持ちをありがとう。


今の気持ちだけで言うなら、
きっと、もう戻ってはこないかもしれません。演劇、しばらくさようなら。


最後、
大好きな人たちと一緒にやれて、嬉しかった。
色々、あったけど、最高でした。


何が一番大きいかって、感謝。
ありがとうございました!

写真は、お客様に撮っていただきました。ありがとうございました。

まだまだ色々、話し尽くせないこともあるけれど、この辺で。

さようなら、もしかしたらまたどこかで。
さようなら。

劇団まっちゃんとあん子。わたべ優美子