アービンのことを書き連ねようと思っていたのに、



もはや、完全にめんどくさくなってしまった。





アービンからしたら、「急にどうした?」って感じだろう。





でも、仕方ないんだ。





アービンは、ぐいぐい来すぎた。





確かに、「ノー」というのが苦手な日本人女性は、たいてい押しに弱く、



ロマンチックな語り口にもめっぽう弱い。



でも。。。。わたしは、ちょっと違うんだよなあ。。。






自分の満足いくまで落としたと思えたら、



もうその男に興味がなくなってしまう。






これはわたしの性格でもある。






こんなことをいうと、かなり嫌な女に成り下がってしまうんだけど、






まさに落とすまでがゲームであり、




落としたらもうゲーム終了という感じなんだ。




「これくらいまで落としたい」 という目標が先にあって、




それを達成したらおしまい、そういう感覚だ。







そもそも、不倫や浮気には、行き着く目的がない




その点が、独身時代、婚活をしていたときとは異なる。




(逆に、相手を離婚させるという大きな目標があれば燃え上がるかもしれない)







わたしという女は、きっと、



目標のない状況で関係を続けることができないんだと思う。



そういう意味で、楽しい恋愛だけできればいいという不倫は、



わたしには向いていない。






その人と関係を続けるには、目標が必要だ。






夫との夫婦関係は、もう見込めないんだけど、




夫とのあいだには、ゆるぎない目標がある。




息子を育て上げるという目標が。






他の男とは。。。共有できる目標がない。






だから、これから先、



わたしはきっと、気の迷いからくる浮気はするかもしれないけど、



愛し、愛される不倫はしないだとうと思った。







正直いうと、




すこし、さみしい気もする。







自分の恋愛感情はコントロールできないため、



消えてしまった恋のともしびはもう戻らない。



でも、アービンのことをもう少し好きでいたかった。