ロビンからの連絡。
彼は仕事先から自分の国に帰ってきたらしい。
話の最中、ロビンが二枚の画像を送ってきた。
その画像は、若い女性が映った写真だった。
ロビンが、その写真を手にもって、携帯で撮ったらしい。
彼女を知っているか?
と、ロビンが写真の中の女性について私に尋ねる。
いや。。。。わからないな。
誰かな?かなりキレイな女性だね。
ロビンの新しいガールフレンドかな(笑
あぁ、まぁそういったところだ。
彼女、きれいだろう?
彼女、日本人なんだ。しかも、マヤの住む町の近くに住んでるんだ。
彼女は。。。。。ぼくからすでに遠くにいってしまった。
もし、彼女を町で見かけたら伝えてくれ。
”君といた日々を懐かしく思う” と。
あはは。私の近くの町に住んでいるからといって、
彼女に会うのは難しいよ。
しかも、こんなキレイな人、わたしの住む町にはいないな(笑
でも、彼女を見かけたら、必ず伝えておくよ。
必ずだ。伝えてくれ。
うん、必ず。
それにしても、ロビンは彼女の写真をどうやって手に入れたの?
彼女がくれたんだ。思い出に、と。
ぼくは、彼女からの手紙ももっている。
えぇ???ほんとう???
うん。
それじゃぁ。。。彼女はきっと、ロビンのことが好きだったんだね。
あぁ、そう思う。ぼくも彼女を深く愛した。
そして、今でも彼女を愛してる。
それは~。。。よくないんじゃない??
ロビンの奥さんにいっちゃおうかな(笑
誰かを愛することは、悪いことじゃないだろう?
うん。。。まぁ、そうだけど。
彼女を愛することくらいなら、許されるはずだ。
そうだね。わたしも、許されるとは思うな。
でも、彼女の気持ちを聞いてみないとね。
うん。でも、彼女の気持ちは、マヤと同じだと思う。
そうかな?たぶん。
いや、間違いなく。
マヤにはわからないだろうな。
ぼくがどれだけ彼女を愛しているか。
わたしは、ロビンが送ってくれた二枚の写真をみた。
それは、まぎれもなく、四年前の私だった。
ロビンは、こうやって、間接的に、ときどき、
彼の恋心をわたしに打ち明ける。