家事・育児の問題に入る前に、
日本人にとって、仕事とは何か?について書いてみたい。
なお、この記事かなり毒舌調のため、打たれ弱い男性や、
おこりっぽい男性は、読まない方がよいと思う。
自分の話だけど、私はいわゆる「男社会」にいる。
だから一応、キャリア組にいる。
こういう「男社会」にいて、常々思うことは、
男性よりも、女性の方が仕事ができるんじゃないか?ということ。
女性の方が、やるべきことについて、素早く結果を出し、活躍するのに対して、
男性は・・・・不要な仕事を自ら増やして、「おれって仕事してるでしょ?」と自己満足しているような。
なぜ、そう思うのか?
それは日本人男性が働く上で、時間をかなり無駄に使っているのではないかと思うからだ。
たとえば、極端な話。
私の知っている50歳の男性で、朝4時30分から職場で仕事をスタートさせ、夜11時まで仕事している人がいる。
こういった、いわゆる「企業戦士」みたいな日本人男性が、実は意外に多いと思う。
日本では、まだまだ
オフィスにいる時間=仕事がんばってる時間
という風潮が強いように思う。
でも、これは違う。
オフィスにいる時間が長いやつ = 仕事できないやつ
だと、個人的には思っている。
残業代で、給料稼ごうとしているやつも、基本的に仕事できないやつだと思っている。
だいたい、考えてもみたら、
朝の4時半から夜の11時まで、どうがんばったって集中力もつはずがない。
もしも、この労働時間の中で、すさまじい生産性をあげているのだとしたら、
日本経済がなんでこんなに落ち込んでいるのか説明つかない。
ドイツ人は、昼までしか働かなくても日本より経済潤ってるし、
日本人の平均年収が400万円で、なんで夕方は働かないスイス人の平均年収が900万円なのか、説明付かない。
一方、女性は、というと・・・・(しかも育児中の女性は)、まったく違う。
彼女たちは、時間に制限がある。
保育園のお迎え、帰宅後の夕食、明日の準備・・・・
やることがたくさんある。
時間に制限をかけられた人間のモチベーションは、相当高く、生産性も高い。
やるべき仕事は、マッハの集中力で処理する
短距離走を、数本バシバシやっているような。
だから、いつも思う。
時間ばかりを無駄に使って、仕事している(できる)と勘違いしている男性をみると、
おまえが5時間かかる仕事は、私だったら30分で終わらせる
ってww
だって、そうじゃないと、保育園のお迎えに間に合わないじゃない。
そして、家で夫の帰りを待っている女性にもいいたい。
毎日夜遅くまで仕事をしている自分の旦那に、「おつかれさま」と言ってあげたくなるだろうし、
仕事がんばってくれて、感謝♥って思うかも知れない。
でも、残念ながら、男性たちががんばっているかといえば、そうとは限らない。
オフィスに長くいさえすれば、
仕事がんばってる!!!って思ってもらえると勘違いして、オフィスに居座り続けているだけかもしれない。
もちろん、家にいたくないだけかもしれない。
彼らにとっては、帰ってこなければならない切羽詰まった理由がこれといってなく、
それどころか、帰ってこない方が「えらい」「すごい」「がんばってるね」と思われる、であるなら、帰宅時間は遅くなるだろう。
だから、こう思うんだけど、
日本の働き方改革は、本当にすばらしいと思う。
でも、こういう風潮もつくっていかないといけないと思う。それは・・・・
夜遅くまでオフィスに残って仕事しているやつは、
仕事できないやつ
そうじゃないと、男性の家事・育児時間は増えないし、男性の育休取得率をあげるっていったって、
いろいろ齟齬がでてくると思う。
つづく。