記事の更新が遅くなりました。

 

続きの話は、

 

 

家庭の中を「職場」に見立てた場合、どういった組織図になっているか、という話。

 

 

この組織図は実は単純で、現状の日本では、

 

 

母親(つまり出産した者) → 上司もしくは経営者

                   家庭内をマネッジメントしつつ、人事についても考えなければならない。いわゆる「責任者」

 

父親(出産してない者) → 新米アルバイターもしくは新入社員

                  右も左もわからず、ただ与えられた仕事をこなす。育児に関して直接の責任は負わない

 

 

ここではわかりやすく、”二人称(あなた)”を父親に限定し話を進める。

 

 

あなたは、外では人の上に立つ上司かもしれない。

 

でも、家庭では、新米アルバイターもしくは新入社員であることを自覚すべきだ。

 

残念ながら、これはもう宿命というやつで、

 

あなたの妻が、実際に出産している以上、妻はいやでもあなたの上司となる。

 

出産事態が、というか、妊娠した時点で、

 

母親はマネッジメントや人事について学ぶことを運命づけられている。

 

妊娠・出産その経験自体が、女性を経営者・責任者に仕立て上げるといってもいい。

 

 

 

もちろん、あなたの会社に必ず1人はいる「仕事が全くできない上司」や「いるだけ専務」のように、

 

家庭内をマネッジメントする能力も、育児能力が著しく低い母親(上司)もいる。

 

そういう組織は、いずれ破綻する(たとえば、虐待とか離婚とか)

 

 

言葉をかえればこういうことだ。

 

あなた自身の会社の上司を思い出して欲しい。

 

会社の中でも、上司の仕事の出来・不出来があるように、

 

家庭内の上司、つまりあなたの妻の仕事の出来・不出来もある。

 

 

 

話が脱線したけれど、家庭内の妻(上司)の仕事の出来・不出来はあるにせよ、

 

家庭内では、彼女があなたの上司になることにかわりはない。

 

そしてあなたは、子どもが生まれてから初めて仕事を覚えることになる。

 

もちろん、事前にパパママ学級にいったり、沐浴の練習したりということはあるかもしれない。

 

それは、会社の中でいえば、新入社員の研修期間のようなものだ。

 

 

 

そうはいっても、自分が家庭内で、「新米アルバイター」や「新入社員」のような

 

扱いを受けることに、がまんできない男性もいるかもしれない。

 

そういう人は、プライドが高かすぎたり、「自称イクメン」だったりする。

 

中には、「やる気になれば、家事・育児くらいできる」と思う人もいるかもしれない。

 

 

こういう考えの男性こそ、

 

 

家庭内の仕事と、自分の職場での仕事を同一に考えて欲しいと思う。

 

 

それは、あなたが会社で責任者として取り仕切るプロジェクトについて、

 

新入社員が「これくらいのプロジェクト、俺でもできますよ!!」と豪語しているようなものだ。

 

プライドの高い新入社員、実力をわきまえない部下を、

 

あなた自身も扱ったことがあるに違いない。

 

家庭内で、あなた自身がそういうイタい新入社員にならなってはいけない。

 

 

 

新米アルバイターの立場から、真摯に育児の実力をあげていって、

 

せめて係長クラスまではいってほしいと思う。

 

 

 

育児は、仕事として取り組まないと、実力はあがらないし、

 

妻(上司)からも認められない。

 

自己満足ではいけない。

 

 

 

では、どうすれば、仕事として、育児のスキルをあげることができるのか?

 

 

実は、次回の記事が、私の一番いいたいことだったりする。

 

 

つづく。