小泉環境大臣が、育休取得で話題になった。
二週間だけど、私はこの育休には賛成だった。
世論がこの件にどう反応したかというと、
まずは妻側からは、
旦那が育休とっても使えない とか
家にいるだけお荷物、とか、
生活費減るからいやだ、とか。
しまいには、
育児とかしなくてもいいから、自分のことは自分でやってくれ!!!
という声(ニュース記事)が多かった。
旦那に育休とってほしい妻は、 二割程度という感じらしい。
ちなみに、うちのケースで言えば、
旦那が育休とるとかいったら、やっぱり”お荷物”だと思うかもしれない。
なぜ、そう思うのか。いくつか理由を考えてみた。
1つは、旦那の側が、育児を仕事ではなく”お手伝い感覚”でやっている場合。
これは、子どもが気分が乗ったときに、「そうじきかけてみたい!!!」とか、「洗いものしてみたい!!」とか、
そういう物言いと同じであり、仕事とはほど遠い。
お手伝いとは、気まぐれで、自己満足のところがある。
仕事とは、自分の役割をまっとうする義務と責任がつきまとう。
似ているようで、全然違う。
もしもあなたの仕事場で、こんなことがあったらどうか。
新米アルバイターが、急がしそうにしているあなたに声をかける。
「手伝いましょうか?」
あなたはどう思うか。
新米アルバイターにできることはたかが知れている。
でも、これくらいはできるかもしれない、と思って
「助かるよ、じゃぁ、これお願い」と頼む。
しかし、大抵は上手にできない。
仕事はやり直し。
家庭内の育児の現場では、こういうことがたびたび起こっている。
手伝いができる人、というのは、大抵は自分の仕事を素早く終わらせられることのできるやつで、
仕事できないやつは、人の仕事を手伝う余裕なんてないはずなのに、
なぜか手伝いをしたがる。
まずは、自分の仕事をきちんとやりこなしてきてくれ。
自分の仕事とは何かってそれは、妻側のいう、「最低限、自分のことは自分でやって」
ということに尽きる。
自分の着替えも、ご飯の用意もできない、
自分で起きられない、自分で時間の管理もできない、部屋の掃除もできないやつが、
育児をやるのは、100年早いというわけ。
まずは、”妻の育児の手伝いをする”という意識を捨てるべきだ。
なんでもいいから、あなた自身の”育児の役割”を決めるべきだ。
たとえば、お風呂に入れる、寝かしつけをする、など。
それを仕事だと決めたら、絶対にやらなければならない。
”あ~、今日は友だちと飲み会がはいっちゃってお風呂入れられないから頼む~!”
とか、基本的には、ありえない。
そういう予定を入れるなら、突然は絶対NGで、予め上司(妻)に言っておかなければならない。
あなたが、会社の会議をドタキャンできないように、子どもをお風呂にいれる仕事もドタキャンしてはいけない。
信用問題に関わる。
お風呂に入れる、という育児をやると決めたら、
子どもをお風呂に入れるのは、何が何でも、あなたの仕事である。
その義務と責任を易々と放棄してはいけない。
”育休とってたらお風呂いれるのもできるけど、仕事復帰したら忙しくてお風呂入れられないこともあるよ”
という言い訳が、仕事できない旦那さまから飛んできそうだ。
でも、考えて欲しい。
母親は、そんな気持ちで子育てをしていない。
仕事をしていても、保育園からお呼びがかかれば、何が何でも素早く帰るし、
どんなに疲れていても、どんなに会議が長引いても、子どものご飯は作るし、子どもをお風呂に入れている。
子育てには、意外と、マストが多いのだ。
そのマストを、易々と放棄してしまい、妻に一任してしまうあなたは、
単に、”気分次第でお手伝いする迷惑な子ども”に過ぎない。
だから、男性の育休は、妻の側から絶賛されないのだ。