保育の現場経験15年
述べ800組以上の親子を支えてきた実績を基に、
ワーキングマザーの子育てライフを戦略的にプロデュース
母と子のマインドアップコンサルタントの
白鳥夏帆です。
今回は前回の記事、
「ワーキングマザーのコミュニケーション力が危機的状況⁈」
の続きからです。
前回の記事で、
今の子育て事情において、お母様方のコミュニケーション能力の低下に、
危機感を感じずにはいられません。
と書きました。
では、今のお母様方はどの様にお子さんとコミュニケーションをして、
母子関係を築いていけば良いのでしょうか?
本来、小さい頃からお母様、お父様を始め、年上、年下、同級生の友達、
近所のおじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんなど、
沢山の人と関わり、会話をしたり、一緒に遊ぶなど、人と人との関わりを通じて、
人としてのコミュニケーションの取り方を自然に学んでいきます。
しかし、今のワーキングマザーのお母様方の世代は、
小さい頃から、核家族が当たり前。個人商店が少なくなり、買い物はスーパーや通販で賄い切れてしまう。
友達と遊んでも、一緒にいるだけで一人ひとりが携帯ゲームをしている。
どう見ても、人と一緒にコミュニケーションを取り合う経験が少ない環境で育ってきたのです。
コミュニケーションは、よく心と心のキャッチボールと言われますが、正にその通りだと思うのです。
言葉は大切なコミュニケーションツールですが、そこに心が伴っていないと、
一方的に自分の主張を相手に喋る。しかし相手の意見や思いは受け取る事が難しい。
という状況が生じてしまいます。
最近、ワーキングマザーのお母様やお父様とお話していると、そんな事を感じてしまいます。
では、そんな環境で育ったワーキングマザーのお母様方が、お子さんとコミュニケーションをとるにはどうしたら良いのでしょうか?
まずは、お子さんを良く観る事。
お子さんは今、
どんな気持ちで、何を求めているのか?
どんな事が好きで、してもらえると喜ぶのか?
どんな事が嫌いで、何をされると嫌がるのか?
よーく、観てあげてくださいね。
観てあげると、だんだん分かってきます。
分かってきたら、言葉にして返してあげてくださいね。
そして、その願いを叶えてあげていくのです。
毎日、丁寧に、そんなやり取りをじっくりと楽しんでみてくださいね。
そうやって、丁寧にお子さんとの毎日を過ごす事で、
しっかりとした母子関係が築けるのです。
お子さんにとっての、最初の人間関係である母子関係こそが、
その子にとっての、人間関係における一生物の基礎になるわけです。
親として、最初に我が子にすべき究極の早期教育なのではないかと私は思います。
これさえあれば、その後どんな育児法でも、お母様がお好みの物を選んでいけば良いと思いますよ。
母子関係の形成こそが、巷に溢れる育児法を選ぶ前に、母としてやるべき最初のお子さんへの教育なのではないかと思うのです。
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