めだか会員のyさんより

       講演会に行って来ました。

     「   発達障害者の人の就労支援
           アスペルガー症候群を中心に  」

                                梅永雄二    先生

   今回、このお話を聞くまで、ものすごく就労の事が、不安でした。
お話を聞いてから、力が抜けて、心配もありますが、先が開けた気持ちになりました。

お話の内容をご紹介します!
アスペルガーの方は、凄く仕事の力はあるけど、2年もしない内に、仕事を辞めてしまう。

なぜ?

    1,社会性の問題
   他人の立場に立って物を考えることができない。
   社会的な関わり方ができない。

    社会ルールを守れない。など

    2,コミュニケーションの問題

    文脈に基づいて理解することができない。

     自由時間というのも、理解しがたく混乱する事がある。など。

   3,想像力の欠如、こだわり行動

   4,認知の問題、考える事、学習する事

   思いこみが激しく、どれを選んでいいかわからない。

    時間の概念を理解できない。

    5,組織化と連続性

  注意を集中したり、注意を他のものに向ける事できない。

  終わりの概念がわからない。

  6,感覚や知覚の問題

   視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、痛覚、温覚、冷覚などの感覚刺激に敏感、逆に鈍感だったりする。など。
お話しされました。

離職の理由は、

2種類あって、
1つは、ハードスキル(本、学校で学ぶ事ができ、職場での作業を学習するスキル。)
もう1つは、ソフトスキル(コミュニケーション。身だしなみ。時間管理。対人関係。昼食後、就業時間後、休みの適切な過ごし方。等)

ソフトスキルで辞める方が多い。と、言われました。

仕事につけても、昼休みにトラブルを起こす事が多い。と。

面接でおちてしまう。
相談を受ける。
爪が伸びていたので、切る様に言うと、初めて爪を切る事を教えてもらった。と、学生さん言われた。

仕事の流れを、言葉で説明をされて、トラブルばかりだったが紙に書いて説明したら、トラブルが無くなった。

印象に残ったのは、
           言葉は消えてなくなるけど、
                     文字は消えて無くならない。

仕事についたが、遅刻ばかり。
普通は、くびになる。
ある会社。諦めずに社長さん向き合い、原因を突き止める。

小さい時からの生活の基盤が、とても大切です。
人に相談するスキルを教えておく。
わからない事は、人に聞いていい。
出来ない事は、教える。等
体験する事も、大切です。

私なりに、沢山の収穫がありました。

環境がとても大切と言われて、振りかえると、教えて無い事。体験させて無い事も、まだまだあります。
働くまでに、自分の苦手な事を説できる位までは、教えていこうと、改めて思いました。

実話を交えてお話しをして下さったので、わかりやすくて、聞き入った講演会でした。
有り難うございました。


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