デザートの大島牛乳アイスブルーベリー添え。

なんかねえ、相変わらずわざとらしい表現を多用してしまいましたけれども、とにかく旨いんですよ。どれもこれも。私ごときが食すなんて、ほんとに分不相応にもほどがあると思う。



夕食を終え、CDを借りて部屋に戻る。前回同様、アストル・ピアソラにしました。この宿にはふさわしいように思う。

今回は旅の供に『千夜一夜物語』を連れてきました。『アラビアン・ナイト』の名でも知られる、アラビア語文学を飾る大説話集です。

タイトルは有名だし内容も部分的には知られていますが、この物語のフレームをご存知でしょうか?
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昔昔、サーサーン朝ペルシアの王シャフリヤールは、妻に裏切られ、すべての女性を憎むようになり、一夜をともに過ごした女たちを明くる朝に繰り返し殺害する。宰相の娘シェヘラザードは、王の凶行を止めるべく王の寝室に入り、毎夜物語を聞かせる。山場が来たらまた明晩といった具合に。

それはついに千一夜におよび、最後の『ジャスミン王子とアーモンド姫の優しい物語』(なんというすばらしいタイトルだろうか!)を語り終わると、シェヘラザードは3人の男の子を部屋に呼び込む。この間、王との間に産まれた子なのだ。シャフリヤールは感動し、悔い改めることを誓う。

思いっきり縮めて言えば、『パバは殺人鬼』ってことです。でも、単純にすばらしい結末だと思う。

私がここで世を過ごすのは一夜だけなので、当然この長大な物語を読み終わるはずもありません。が、気持ちとしては、この島で千夜も万夜も過ごしたいと思っています。

とにかく、眠るのがもったいないし、眠らないのももったいない宿だ。


翌朝、「お星様i」でこの日の大島の日の出が0433であることを知っていた私は0415に起床。


時の変化を楽しむ。


0600に外に出て散歩。ひとまず宿下の斜面に分け入ってみる。勝手に入ってよかったのか?







マシオの敷地を出て、しばらく山道を行くと突然にこの構造物の群れ。これが何なのか、私には分かりませんが、ある程度の大きさの人工物が整然と並んでいる様はなぜか私を興奮させる。


「マシオ」に戻り、朝食。自分の本州生活における朝食と比べると、あまりにも差がありすぎて涙が出そう。





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