一夜が千夜の物語⑨ ～またの日まで～

緑が目にしみる。

青も目にしみる。

最後はここ。半年ぶりにこの森を抜ける。

森の中にぽっかり開いた空間にあるログハウス。

「カレーハウス木里吉里」は半年前は誰も知らない存在でしたが、この半年間で各種メディアに露出しました。

だがこの店に変わった様子はない。

前回もカレーにしたので今回はピザかなとも思ったが、やはり。

看板と一緒に写っている自転車は今回私が2日間お付き合いいただいた「らんぶる2号」。彼との走行距離は80㎞では過少だろう。三原山すら越えたのだから。でも、登り道はほぼ私が押して歩いたわけで、御為顔される筋合いはない。でも、お互いにがんばった。なんのために？

らんぶるに返しに行くもおばさんは留守。ケータイに電話して置いていく旨伝える。何に使ったか打ち明けずにすんだわけだ。

今回もすばらしい旅でした。

また必ず。



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