東中野の「ゴーシュ」は週休6日の喫茶店。月曜日にしか開いていない。しかも2012年10月からの1年限定である。そういう店に私が興味を持たないはずがない。

いかにも蘊蓄じみた40代後半のシブいおじさんがやっているのかと思い込んでいたが、店主はせいぜい30前後の若さだった。

週1だからメニューも少ないのかと思っていたが、ずしりと重厚なメニューが出てきた。前半に品目、後半に1品につき1ページずつ解説が書いてある。この店、これでどうして週1営業なんだ?感心と戸惑いでしばらくフリーズしていると、何か好みはないかと店主が聞いてきた。私は困惑した。喫茶店は好きなのだが、コーヒーについての知識はない。
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そこでたまたま目についた「ガラパゴス」ってヤツをたのんだ。砂糖とミルクは遠慮した。こだわりがあるわけではなく、単なるクセだ。店主の作に私がアレンジ加えるべきじゃないんじゃないかという思いが強い。ミルクや砂糖が「あり」なことは、新潟・寺尾の「交響楽」や、東京・秋川の「青蛾珈房」の店主から聞いて知っている。



他に客が何人か来たが、「オススメ」を注文される度に店主は軽く困惑していた。そりゃそうだろう。好みを言ってくれるならまだわかるが、単に「オススメ」って言われたら、なに出したらいいか迷うに違いない。

「ガラパゴス」は優しかった。自分は舌が痺れるくらいに苦いのが好みなのを知った。そういえば最近はエスプレッソばっかり飲んでいる。

次に訪れる時はそう注文しよう。今回はテーブルで読書したけど、次はカウンターに座ってまだお若い店主の話を聞こう。




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ゴーシュカフェ / 東中野駅落合駅中井駅
昼総合点★★★★ 4.0