お久しぶりです、Poloです。
夏の暑さは過ぎ去り、もう肌寒い冬に入りつつある季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。気づけばもう10月。今年もあと2か月になってしまいました。そして、共通テストや中学入試も100日を切りました。人生がガラッと変わるテストですので、受験生の方は頑張りましょう!ちなみに私は共通テスト初代ですが、そこまでセンターとガラッと変わったわけではなかったので、緊張しすぎないように。
それでは、部会報告です。
今回はリレー小説を行いました。結果はこうなりました。
ユーキくんは、また、あたしを一人ぼっちにしたの。
女は心の中でそうつぶやくと、次の「ユーキくん」を探さんと、明かりの消えた細道をさまよい始めた。
頭の中のユーキくんに遭ってみて、彼を壊れるくらいに抱きしめて、抱きしめて、わたしだけのモノにしていく。
そんなことを考えると頭のなかは幸せ嬉しい。
妄想という幸せな時間を過ごしながらひたひたと道を歩いていると、後ろから黒色の車がゆっくりとやってきた。その車は女のちょうど横に止まると、「おい、行くぞ」そう運転手は女に言った。
細道に反響するエンジンの駆動音は、女を夢から醒まさせる。
目を開けると、私の妄想でしかないはずのユーキくんが息がかかるほど近く、顔を覗き込んできていた……その出で立ちは黒づくめだったのだ!
甘い眼差しに包まれたまま、祈りが止まらない。
「おい、起きろ」
突然の大きな声に、女は飛び起きる。
「他人の車で寝るってどういうことだよ。だからあんなことになるんだよ」
「ごめんなさい……」
「まあいい。ってかまたあの夢を見たのか」
「ええ、まあ。すみません、大丈夫です」
「そうか、ならよい。後ろに銃が積んでいるだろ、それを使え。お前でも使える銃を用意した」
女は後部座席に移動すると、積んであったスーツケースを開いた。その中には、自衛隊が使っている20式小銃が入っていた。
「本当にありがとうございます。これでやっと……」
「ちゃんとやるんだぞ、もうこれ以上お前を守ることはできない」
「はい」
女の目の中の光が、久しぶりに輝いた。
リレー小説は、自分が思い描いたとおりに行かないもどかしさなどありますが、新しい視点など知れて、面白いですね!それではまたお会いしましょう。