画像検査の進化 | 坂田の日々是医道

画像検査の進化

近年画像検査はかなり進歩しています。
X線、CT、MRIはもちろんですがSPECT、PETなど、これまで見えなかった病変
がわかるようになったり、機能までもだいぶわかるようになってきました。

ドイツWurtzburg大学ののレントゲン博士が1895年X線の発明をして世界に広がるのに約10年かかりました。
世紀の大発見で後にノーベル賞をとったことはあまりに有名です。

でもメニエールが発見したメニエール病(実は白血病の女性であり耳に出血してめまいを起こしたことを、
誤ってめまいは耳から起こると初めて報告)は世界に1年足らずで広まりました。

めまいは耳からも起こることは今ではあたりまえですが、当時はめまいは脳からおきるてんかんの一種ではないかと
考えられていたのです。

X線発明から100有余年で画像検査が大幅に進化しました。今日の科学は明日には古くなっているという事ですね。

科学は便利ですが万能ではない事を理解しないといけませんね。