良い映画を観ました。

ロバート・デ=ニーロ 主演

『みんな元気』

amazon prime で観れます。

 

  親を失望させたくない

この映画は、8ヶ月前に妻を亡くした

デ=ニーロ演じる主人公が

今は自立している4人の

子どもたちを訪ねてまわる話です。

 

主人公は子どもたちに

" Are you fine? "

とたずねます。

 

子どもたちは皆

" I'm fine. "

と答えます。

 

タイトルは、そうした

親子の会話からつけられたものです。

 

 

ですが実は、子どもたちは

それぞれ問題を抱えていました。

 

子どもの頃から

自分に大きな期待をかけてくれていた

親を失望させないために

子どもたちは嘘をついたのです。

 


 

  親の期待に押しつぶされる子ども

 

親の過剰な期待に

押しつぶされてしまう人がいます。

 

だから、親に対して

「子どもに過剰な期待をしないようにしましょう」

「ありのままのお子さんを

 受け入れ、愛しましょう」

「子どもがどんな人生をおくろうが

生きているだけでいいじゃないですか」

 

などとアドバイスする人がいます。

僕はそれは観点がずれている

ような気がします。

 

 

子どもにとって、

親から何も期待されないことほど

つらいことはないのではないでしょうか。

 

子に何も期待しない親は、

子どもの可能性を信じていないか、

子どもに関心がないのです。

 

子どもは、そのことに気づきます。

そして、自分は愛されていない

と感じてしまうのです。

 

 

親が子に期待するのは、

子どもの可能性を信じているからです。

 

子どもがプレッシャーを感じるのは、

親を失望させたくないからです。

その気持ちの根底には

親を喜ばせたいという想い

があるからなのです。

 

 

  お前は自慢の子だよ

映画に話を戻しましょう。

オーケストラの指揮者をしている

といっていた息子に会いにいってみたら

実は指揮者ではなく

オーケストラの中でも目立たない

パーカニストであることを知ります。

 

息子は父に

「失望した?」

とききます。

 

それに対して父親が

「何をしていようが、お前は自慢の息子だ。

父さんは、お前のことを誇りに思う」

 

と答えます。

このやりとりに親子の理想形を見たように思います。

 

 

 

親の期待に応えることができなかった

子どもが苦しんでいるのは、

親から愛されなかったからではないのです。

 

親の期待に応えられなかった

自分に失望しているのです。

 

だから、

「期待しないようにする」

ことは何の解決にもなりません。

 

「どんな子でも、私はあたなのことを愛しているよ」

 というのも見当違いです。

 

子は親に愛されていることはわかっています。

だからこそ失望させてしまった自分が許せないのです。

 

 

だから、この場合必要な言葉は

「どうなろうと、お前は私の自慢の子だよ」

だと思うのです。

 

 

  親と子のお互いの愛に気づく

 

子の可能性を信じて期待する親。

親の期待に応えようと努力する子。

 

たとえ、その期待に応えることが

できなかったとしても

 

僕は、親と子の

お互いに対する愛を大切にしたい。

お互いの愛に気づいてほしい。

 

そんな思いでカウンセリングをさせていただいています。

 

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