イグノーベル賞を受賞した研究で、

4割の人は、不幸な出来事ばかりに遭遇する
ということが、明らかになりました。
 

そこで、

不幸な出来事ばかりに遭遇する4割の人のために、

「運が悪くても幸せに生きるための秘訣」

を連載しています。

 

1. 評価基準がはっきりしていることで努力する
 
2. 自分と同程度の人の中で仕事をする
 

3. 上手くいっている分野を探し、そこに集中する

 

4. 運を上げようとせず、運命を信じる

 

今回は、4つめの
「運を上げようとせず、運命を信じる」

についてです。

 

 

  人間万事塞翁が馬

 

「人間万事塞翁(さいおう)が馬」
という格言があります。

 

昔、中国の北辺に住んでいた老人の馬が逃げてしまったが、数か月後、胡の駿馬(しゅんめ)を連れて帰ってきた。
その老人の子がその馬に乗り落馬して足を折ったが、おかげで兵役を免れて命が助かった。という故事から

幸せが不幸に、不幸が幸せに
いつ転じるかわからない。
だから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではない

という教えです。

 

 

サラリーマン時代の僕は
新製品を開発し、
全社員の数%しか合格しなかった昇格試験にパスし、
営業で一番になっても
早稲田大学卒という高学歴で、
39歳で非上場の小さな会社で係長にさえなれませんでした。

 

これって、相当に運が悪いです。

 

でも、サラリーマン時代に経験してきたことが、
脱サラしてから、すごく活かされている
のです。

 

 

一社目では、臨床検査キットを開発しました。

その経験が、心理療法の新しい技法を編み出すことに役立っています。

 

次に、その検査キットを製造するためのマニュアルを作りました。

高卒の「ピペットなんて持ったことなぁい」
という女の子でもできるように
簡単な作業工程にするのです。

 

これが、『問題解決セラピスト養成講座』で
高度な心理療法の技法を
初心者でも使えるようにマニュアル化する

のに役立ちました。

 

ピペットってこういうやつ↓

 

 

サラリーマン時代3つの会社に務めたのですが、
そのすべての会社で新規部署の立ち上げに携わりました。

 

ゼロから始めることを何回も経験したのです。

 

それが、39歳で未経験の心理カウンセラーになろうとしたときに、
ゼロから始めてもなんとかなる

という自信につながっていたのは間違いありません。

 

 

また、どの部署も急成長したので、
次から次へに入ってくる新人たちのOJTを担当しました。

 

それも『問題解決セラピスト養成講座』で
まったくの心理学初学者に教える
ことに大いに役立っています。

 

僕の『問題解決セラピスト養成講座』だけが、

心理学初学者たちが
講師である僕を超える一流カウンセラーを
生み出し続けているのには、

サラリーマン時代に培ってきた
これらの経験が実を結んだからに他なりません。

 

 

営業職に転職してから、飛び込み営業の毎日でした。

今まで取引のなかった会社にアポ無しで営業訪問するのです。

 

当然、ほとんど門前払いです。

これを続けると、断られることに慣れます(^_^;)

 

断られるのが普通。

成約していただけるのは、とてもありがたいことだ。

と、思えるようになりました。

 

起業すると、上手くいかないことだらけです。

特に集客は上手くいきません。

 

そんなときでも、

めげることなく続けていくメンタリティ
を飛び込み営業で培うことができました。

 

 

 

  あのときの苦労は、このためにあったんだ!

 

このように、サラリーマン時代にやってきたことが、

サラリーマン時代には報われることはなかったけど、

脱サラしてからは、ことごとく役立っているのです。

 

もうね、このことに気づいたとき

「あのときの苦労は、このためにあったんだ!」

って涙が出ましたよ。

 

 

ここまで書いてきて、
こんだけの成果をあげているのに
39歳で係長にすらなれなかったのは

奇跡に近い不運(^_^;)だと思います。

 

でも、その不運が、今の幸せに導いてくれたのです。

 

 

 

  人生はあなたが最高に活かされることが決まっている

 

私たち一人一人が

使命をもって生まれてきている

ように思います。

 

使命とは、その人が最高に活かさせる人生です。

 

どのようなことも、

あなたがこの人生で最高に活かされる

ために起きていることなのです。

 

 

心理カウンセラーとして

心理カウンセラー養成講座の講師として、

僕は数え切れないくらいの人の人生を好転してきた

と自負しています。

 

サラリーマン時代に正当に評価されて、

仮に取締役にまで出世したとしても

せいぜいお気に入りの部下数人の

年収を数十万上げたくらいが関の山です。

 

サラリーマン時代の奇跡的な不運は、

矢野惣一という人間が最高に活かされる道

に導かれるためにあったのだと思わざるをえません。

 

 

僕は今でも相変わらず不運な出来事に遭遇しまくっています。

 

親しい友人に話を聴いてもらうと、

「普通の人は一生のうちでその中のひとつに遭遇するかしないかだよね。

そんなことを4つも5つも経験する人っているんだ」

と、感心されるほどです(^_^;

 

もちろん苦しいです。

それでも、心理療法のテクニックを駆使することで、ストレスに対処できています。

 

「俺はこの苦しみを乗り越えるために、心理療法を探求してきたんだなぁ」

と思います。

 

でもその反面、

「この苦労が、未来にどんなふうに役立つんだろう?」

と楽しみにしている自分もいます。

 

 

 

もし、あなたが僕と同じ

不運なことばかりに遭遇する4割の1人なら、

どんなことが起きても自暴自棄になって

自ら命を断つようなことはしないでください。

 

仕事を辞めてもいいです。

何もかも投げ出して数ヶ月間、引きこもっても構いません。

一時的になら、アルコールやギャンブルに逃げてもいいです。

 

でも、それらの不運な出来事は、

あなたという人間が、

この人生で最高に活かされ、

最高に輝くための布石である
ことを忘れないでください。

 

 

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