待ちに待った桜の花🌸が ようやく開花し
桜満開の頃 訪れたのは
伊賀焼窯元〜長谷園…
創業天保3年…
今から1300年前 奈良時代に
天平年間に 伊賀、丸柱の地に窯を作り
神器、日用雑器作りが始まり
茶道文化が盛んになった17世紀 桃山時代
茶器、雅陶として高い評価を得た伊賀焼
歴史は古く…
伊賀領主の筒井定次が 古田織部などの指導で
風流人に愛され 多くの名品を世に出し続けた
伊賀焼窯元
園内の桜🌸は やさしい色で迎えてくれ
江戸や大正時代を思わせる
風情たっぷりな 日本の窯元
日本の土鍋の故郷を のんびり散策
第一ギャラリーは 長谷園ブランドの
土鍋やキャセロール🥘をはじめ
日常のキッチン用具の数々の展示
「食卓は遊びの広場」と称されるように
土鍋を作る人にとっても
料理を作る人にとっても
食卓は 想像する遊び場であり
美味しさに わくわくする空間♪
気軽さや料理の広がりを コンセプトに
そして見た目の可愛いフォルムが
気に入って購入したのは…
陶器すのこ付きの土鍋
食材の旨み、栄養を逃さず
余分な脂肪を落とす
ヘルシー蒸し鍋「どんぐり」
調理後は そのまま器になる「どんぐり」は
時短で 料理の腕までアップしてくれ
必須アイテムになりそう
隣には 築200年余りの広い屋敷
この主屋(母や)は イベントのみ
しつらいが公開されるとのこと
今回は 外観の厳かな屋敷だけ
拝見しものの…
どこか懐かしさにふれたような
身近に感じられる故郷のような風情
第二ギャラリーは 作家さんもの
壺🏺や徳利🍶お猪口や手錠皿など
味わいある魅力的な作品が勢揃い
第三ギャラリーは「鍋の館」
長谷園自慢の土鍋の展示は
どれをとっても
それぞれ輝く 美しい器ばかり
山手側には 大正時代に建てられ
大正ロマンの面影残る「大正館」
近年まで事務所として使用されていて
当時の電話☎️や金💰もそのままの
大正時代の館内
長谷園オリジナルコーヒーでくつろげる
ひと休み空間
大正館の並びに建つ 趣きある横長の棟は
陶芸作家さん指導による
モノトーンの「体験工房」
長谷園内で ひと味違う色彩感溢れる
鮮やかなパネルは カラフルな色彩で
江戸時代、大正時代、現代アート🎨まで
時代の遍歴ある工房を 示唆している風情
山手側の傾斜地には「旧登り窯」
江戸時代、天保3年創業〜昭和40年代まで
稼働していた「16連登り窯」
当時は 釜を焚き上げるまで 15〜20日を用し
大変だった釜仕事の様子が 目に浮かぶ
日本では この16連房の釜で
現存している登り窯は これだけだとされ
「国指定有形文化財」とされている
更に山へ上がると 展望台
桜や椿〜木蓮、雪柳、水仙など
春の芽吹きが溢れ
展望台から見下ろす景色は
青空と桜🌸
そして 田園が広がる
伊賀、丸柱の地の長閑な里山風景☆
江戸時代よりこの伊賀の地で
直火の土鍋、土瓶などが作られてきたのは
太古の昔 伊賀の地は古琵琶湖の湖底であり
その地層から採れる陶土は
耐火性が高かったからだと…
まさに この地に由来する
自然界が生んだ 神の器
まさに この地だけ許可された
自然界に守られた 伊賀焼
魅了される神業〜大切な日本の宝…