merveilleux777のブログ

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お花の教室…
メルベイユ、フルール
「素晴らしい花」主催


日常の中で感じたことをエッセイ、ポエムにして…♬

京都に在住し主婦の傍ら花の講師として
四季折々の暮らしの中の事を
エッセイやポエムとして…
また、旅に出た風情や写真も織り込んで
綴っております。
読者の方々に何かしら伝わるものがあれば
幸いです(≡^∇^≡)


















待ちに待った桜の花🌸が ようやく開花し


桜満開の頃 訪れたのは 


伊賀焼窯元〜長谷園…





創業天保3年…


今から1300年前 奈良時代に


天平年間に 伊賀、丸柱の地に窯を作り


神器、日用雑器作りが始まり



茶道文化が盛んになった17世紀 桃山時代


茶器、雅陶として高い評価を得た伊賀焼



歴史は古く…


伊賀領主の筒井定次が 古田織部などの指導で


風流人に愛され 多くの名品を世に出し続けた


伊賀焼窯元







園内の桜🌸は やさしい色で迎えてくれ


江戸や大正時代を思わせる


風情たっぷりな 日本の窯元


日本の土鍋の故郷を のんびり散策







第一ギャラリーは 長谷園ブランドの


土鍋やキャセロール🥘をはじめ


日常のキッチン用具の数々の展示






「食卓は遊びの広場」と称されるように


土鍋を作る人にとっても 


料理を作る人にとっても


食卓は 想像する遊び場であり


美味しさに わくわくする空間♪









気軽さや料理の広がりを コンセプトに


そして見た目の可愛いフォルムが


気に入って購入したのは…


陶器すのこ付きの土鍋



食材の旨み、栄養を逃さず


余分な脂肪を落とす


ヘルシー蒸し鍋「どんぐり」



調理後は そのまま器になる「どんぐり」は


時短で 料理の腕までアップしてくれ


必須アイテムになりそう栗




隣には 築200年余りの広い屋敷


この主屋(母や)は イベントのみ


しつらいが公開されるとのこと




今回は 外観の厳かな屋敷だけ


拝見しものの…


どこか懐かしさにふれたような


身近に感じられる故郷のような風情








第二ギャラリーは  作家さんもの


壺🏺や徳利🍶お猪口や手錠皿など


味わいある魅力的な作品が勢揃い







第三ギャラリーは「鍋の館」 


長谷園自慢の土鍋の展示は 


どれをとっても 


それぞれ輝く 美しい器ばかり






山手側には 大正時代に建てられ


大正ロマンの面影残る「大正館」



近年まで事務所として使用されていて


当時の電話☎️や金💰もそのままの


大正時代の館内



長谷園オリジナルコーヒーでくつろげる


ひと休み空間







大正館の並びに建つ 趣きある横長の棟は


陶芸作家さん指導による


モノトーンの「体験工房」




長谷園内で ひと味違う色彩感溢れる


鮮やかなパネルは カラフルな色彩で



江戸時代、大正時代、現代アート🎨まで


時代の遍歴ある工房を 示唆している風情






山手側の傾斜地には「旧登り窯」


江戸時代、天保3年創業〜昭和40年代まで


稼働していた「16連登り窯」






当時は 釜を焚き上げるまで 15〜20日を用し


大変だった釜仕事の様子が 目に浮かぶ







日本では この16連房の釜で 


現存している登り窯は これだけだとされ


「国指定有形文化財」とされている 







更に山へ上がると 展望台


桜や椿〜木蓮、雪柳、水仙など


春の芽吹きが溢れ





展望台から見下ろす景色は


青空と桜🌸


そして 田園が広がる


伊賀、丸柱の地の長閑な里山風景☆







江戸時代よりこの伊賀の地で


直火の土鍋、土瓶などが作られてきたのは


太古の昔 伊賀の地は古琵琶湖の湖底であり


その地層から採れる陶土は


耐火性が高かったからだと…



まさに この地に由来する


自然界が生んだ 神の器



まさに この地だけ許可された


自然界に守られた 伊賀焼


魅了される神業〜大切な日本の宝…