この映画は、だいぶ前にどこかで放送されたものを録画したのですが、昨日ブルーレイプレイヤーで再生できず。「対応していません」というようなメッセージが出てエラーになりました。2台のプレイヤーで試しましたがダメでした。

そこでPCに外付けのブルーレイプレイヤーに読ませてみると、初めはがちゃがちゃと音がしながらも再生できたのですが、15分ごろからは再生がストップ。数分後にはエラーメッセージが表示されて再生ソフトそのものが停止。残念ながら諦めざるを得ないようです。

この映画は、DVD化されておらず貴重なものなので読めなくなると困るんですが。。何とか修復する方法はないんですかねー。。

そういうわけで、今回は記憶をたどりながらの記事です。


1938年 アメリカ
監督:ノーマン・タウログ
出演:ディアナ・ダービン、ハーバート・マーシャル、ゲイル・パトリック

アヴェマリア


チャイニーズ・シアターでグウェン・テイラー(ゲイル・パトリック)が主演する舞台「愛の試練」が大成功を収めている。


グウェンには、スイスの学校で寮生活を送るグロリア(ディアナ・ダービン)という14歳の娘がいた。しかし、グウェンからは手紙を出すことができない。グウェンのマネージャーが娘の存在を公にすることに反対していたためだった。スターに14歳の娘がいるのはまずいというのだ。

グロリアは父親を早くに亡くしていたが、旅行でスイスを訪れていた指揮者(ハーバート・マーシャル)が父親だと嘘をつくのだが。。


ディアナ・ダービンが4曲ほど歌っており、ぜひ彼女の透き通るような歌声を聞いてほしいですね。と言ってもDVDが出るか放送でもされない限り観ることはできないのですが。。

ディアナ・ダービンは、20世紀を代表する歌手で女優だったジュディ・ガーランドとは誕生日も近く、ふたりは当時の少女の中でも双璧をなす歌い手でした。

ディアナ・ダービンとジュディ・ガーランドのどちらかと契約を結ぶことになったとき、同じような年齢の少女ふたりは必要ないと考えたMGMの社長ルイス・メイヤーは、「太った方を追い出せ」と指示します。若い頃の写真を見ればジュディ・ガーランドの方が太っているのは一目瞭然ですが、プロデューサーのアーサー・フリードは間違えたふりをしてジュディ・ガーランドと契約をしたという逸話があります。


ジュディ・ガーランドとディアナ・ダービンは声の性質がまったく異なるので、両方と契約したほうが良かったのではないかと個人的には思います。



使用曲

"アヴェ・マリア"
"アイ・ラブ・ホイッスル"
"チャペル・ベルズ"
"セレナーデ・トゥ・ザ・スターズ"


この映画の中でディアナ・ダービンが歌う映像がどうしても見つからないので、ほかの映画「ホノルル航路」(1940)の映像です。
ディアナ・ダービンの"アヴェ・マリア"


セリーヌ・ディオンの"アヴェ・マリア"


バーブラ・ストライサンドの"アヴェ・マリア"






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