きょうご紹介したいのは「キートンの歌劇王」(1932)という映画です。
「ザッツ・エンタテインメント」(1974)のオープニングで紹介されるのが、MGMのテーマ曲ともいうべき"雨に唄えば"。
この2曲目に紹介されるのが、「キートンの歌劇王」でジミー・デュランテが歌う"雨に唄えば"です。
"雨に唄えば"が作曲された年は正確には分かっていないようですが、Wikipediaによれば、1927年にはできていたとされています。
知識は本からのみ。世間知らずで街に出かけることもない大学教授が、降ってわいたような遺産相続の話に浮足立ち、勇躍旅に出たことで巻き起こる大騒動が描かれます。
1932年 アメリカ
監督:エドワード・セジウィック
出演:バスター・キートン、ジミー・デュランテ、ルース・セルウィン、セルマ・トッド、ヘッダ・ホッパー、シドニー・トーラー
大学で教鞭を執るポスト教授(バスター・キートン)は、知識といえば本からのみ。引っ込み思案で街に出ることもない。友人もいない。
そんな教授を見かねた職員が、75万ドルの遺産相続を知らせる偽の手紙を教授に送ったものだからさあ大変。教授はすべての預金を引き出してトランクひとつで旅に出る。
旅の途中で出会うのが旅芸人たち。一座のピアノ弾き兼役者にジミー・デュランテ。教授に恋するダンサーにルース・セルウィン。
芸人たちは金に困っていたが、ポスト教授が75万ドルを相続するという話を聞き、教授に一座を経営してくれるように頼み込む。
ふたつ返事でOKした教授は、ニューヨークのブロードウェイへの進出を目論むのだが・・・。
バスター・キートンが顔色ひとつ変えずに演技するのが面白い。アクションシーンでもコメディシーンでも、ぶつかってもひっくり返ってもピクリとも笑わない。
いわゆるドタバタ喜劇ですが、笑える人とそうでない人に分かれるでしょうね。アメリカ人はこういうのが笑いのツボにはまるのだと思いますが。
ドタバタ喜劇ということでは「マルクス兄弟」が出演している作品のほうが好きですね。ミュージカルのシーンもふんだんにあるし、ドタバタの度合いもすごい(これも好き嫌いは分かれるでしょう)。
「キートンの歌劇王」はミュージカルではないものの、歌や踊りのシーンもそこここに挿入されています。
ジミー・デュランテが"雨に唄えば"を歌うシーンは、あまり長い時間ではありませんでしたが、ほかのシーンでは結構長めにピアノを弾いています。
映画の原題は「Speak Easily」。教授に色目を使うダンサー(セルマ・トッド)が舞台の経験を聞かれたとき、「Speak Easily(何でもあり)だったわ」と答えたことから、新しいショーのタイトルが「Speak Easily」に決まるところからきています。
トーキーになって間もないからでしょうか、映像が継ぎはぎなところが観ていてしっくりこないのが残念。
また、このころのショーガールのダンスはお世辞にも上手いとは言えません。それぞれ勝手に踊っているという感じで、"きれいどころ"さえ揃えていれば良かったという、そういう時代だったんでしょうね。
字幕はありませんが、フルムービーがありました。ジミー・デュランテが"雨に唄えば"を歌うのは37分20秒ごろから。
「ザッツ・エンタテインメント」(1974)のオープニングで紹介されるのが、MGMのテーマ曲ともいうべき"雨に唄えば"。
この2曲目に紹介されるのが、「キートンの歌劇王」でジミー・デュランテが歌う"雨に唄えば"です。
"雨に唄えば"が作曲された年は正確には分かっていないようですが、Wikipediaによれば、1927年にはできていたとされています。
知識は本からのみ。世間知らずで街に出かけることもない大学教授が、降ってわいたような遺産相続の話に浮足立ち、勇躍旅に出たことで巻き起こる大騒動が描かれます。
1932年 アメリカ
監督:エドワード・セジウィック
出演:バスター・キートン、ジミー・デュランテ、ルース・セルウィン、セルマ・トッド、ヘッダ・ホッパー、シドニー・トーラー
大学で教鞭を執るポスト教授(バスター・キートン)は、知識といえば本からのみ。引っ込み思案で街に出ることもない。友人もいない。
そんな教授を見かねた職員が、75万ドルの遺産相続を知らせる偽の手紙を教授に送ったものだからさあ大変。教授はすべての預金を引き出してトランクひとつで旅に出る。
旅の途中で出会うのが旅芸人たち。一座のピアノ弾き兼役者にジミー・デュランテ。教授に恋するダンサーにルース・セルウィン。
芸人たちは金に困っていたが、ポスト教授が75万ドルを相続するという話を聞き、教授に一座を経営してくれるように頼み込む。
ふたつ返事でOKした教授は、ニューヨークのブロードウェイへの進出を目論むのだが・・・。
バスター・キートンが顔色ひとつ変えずに演技するのが面白い。アクションシーンでもコメディシーンでも、ぶつかってもひっくり返ってもピクリとも笑わない。
いわゆるドタバタ喜劇ですが、笑える人とそうでない人に分かれるでしょうね。アメリカ人はこういうのが笑いのツボにはまるのだと思いますが。
ドタバタ喜劇ということでは「マルクス兄弟」が出演している作品のほうが好きですね。ミュージカルのシーンもふんだんにあるし、ドタバタの度合いもすごい(これも好き嫌いは分かれるでしょう)。
「キートンの歌劇王」はミュージカルではないものの、歌や踊りのシーンもそこここに挿入されています。
ジミー・デュランテが"雨に唄えば"を歌うシーンは、あまり長い時間ではありませんでしたが、ほかのシーンでは結構長めにピアノを弾いています。
映画の原題は「Speak Easily」。教授に色目を使うダンサー(セルマ・トッド)が舞台の経験を聞かれたとき、「Speak Easily(何でもあり)だったわ」と答えたことから、新しいショーのタイトルが「Speak Easily」に決まるところからきています。
トーキーになって間もないからでしょうか、映像が継ぎはぎなところが観ていてしっくりこないのが残念。
また、このころのショーガールのダンスはお世辞にも上手いとは言えません。それぞれ勝手に踊っているという感じで、"きれいどころ"さえ揃えていれば良かったという、そういう時代だったんでしょうね。
字幕はありませんが、フルムービーがありました。ジミー・デュランテが"雨に唄えば"を歌うのは37分20秒ごろから。