今日はアカデミー賞の授賞式ですね。これからコーヒーを淹れてテレビの前に座ります。作品賞は何が獲るんでしょうか。

さて今日は、久々のフランス映画「愛しき人生のつくりかた」(2015)です。フランスで大ヒットした作品だそうです。


2015年 フランス
監督:ジャン=ポール・ルーヴ
出演:アニー・コルディ、ミシェル・ブラン、シャンタル・ロビー、マチュー・スピノジ、ジャン=ポール・ルーヴ

愛しき人生のつくりかた



最愛の夫に先立たれたマドレーヌ(アニー・コルディ)、定年を迎え妻との間もぎくしゃくしている息子ミシェル(ミシェル・ブラン)とその妻ナタリー(シャンタル・ロビー)、運命の出会いを待つ小説家志望の孫ロマン(マチュー・スピノジ)が織りなす人生模様を時に切なく、時に微笑ましく、時に温かく描いた作品。


父親の葬儀が終わり、長男のミシェルは残された母親マドレーヌを老人ホームに入れることにする。3人の息子たちに言われるまま老人ホームに入ったマドレーヌだったが、息子たちが勝手に自分の家を売ってしまったことを知ったマドレーヌはホームを抜け出し、生まれ育った地に向かう。

母親が行方不明になったことで途方に暮れるミシェルだったが、マドレーヌから居場所を知らせるはがきが届いたのは孫のロマンに対してだった。

祖母のもとに急ぐロマン。そして祖母の母校で教師をする女性と出会い心惹かれていく。


色々なものが詰まったエンディング。切ないけれど、心温まる、そんな余韻の残るエンディングでした。



母親を施設に入れるのは切ないです。私も去年経験しました。しかし仕方なかった。母も今ではすっかり順応してくれて快適に過ごせているようなので安心しています。


マドレーヌ役のアニー・コルディはフランスの国民的歌手だそうです。まったく知りませんでした。1928年生まれで、御年88歳。現在でも現役で歌っているそうです。


主題歌はフランソワ・トリュフォー監督の「夜霧の恋人たち」(1968)で使用された"残されし恋には"。その時に歌ったのがシャルル・トレネ。




予告編






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