2011年 日本
監督:宮武由衣
出演:井上順、清水章吾、河原さぶ、上田耕一、ふくまつみ、宮下ともみ、徳井優、川村亮介、水野神菜、酒井敏也、岡まゆみ、黛英里佳

JAZZ爺MEN


埼玉県本庄市を舞台に、町おこしのために結成されたジャズバンドが挫折を繰り返しながらも成長していく汗と涙の物語。


クリスマスに向けてジャズバンドを結成しようということになり、事務局(徳井優、酒井敏也)はメンバーを募集する。

ところが応募してきたメンバーはズブの素人ばかり。

ジャズが好きでチャーリー・パーカーのファンだというが楽器は初めてという洋菓子店のオーナー後藤(井上順)。リコーダーしか吹いたことがないという和菓子店のおばちゃん岡崎(ふくまつみ)。農業を営む花山(上田耕一)。中学の吹奏楽部で一番上手かったと豪語する製麺屋のオヤジ中野(河原さぶ)でさえ音を出すことができない。

唯一、キーボード担当の桜井瞳(宮下ともみ)だけはまともに弾くことができた。


バンドを指導する元音楽教師でプロのバンド経験者である野津手(清水省吾)は、ドラムもベースもトロンボーン奏者も欲しかったが、とりあえず集まったメンバーで練習を始めることにする。

クリスマスまであと3ヶ月だった。

ところが、体力もなくまともに音を出せないどころか、早く曲を演奏させろと文句をいうメンバーも。

あきれた野津手はこれでは無理だとして指導を放り出してしまう。

早くも暗雲が漂い始める中、メンバーの結束を強める出来事が起きる。


最後は泣きました。切ないけれど、心が温まるエンディングでした。やっぱり音楽はいい。


残念だったのは、演奏が吹き替えだと思われること。エンドクレジットでも出演者とは異なる名前がクレジットされていました。「スウィングガールズ」(2004)のようにズブの素人が徐々に上手くなっていくところを観てみたかったのですがその部分はほとんどなかった。

ただ、キーボードの宮下ともみ、トロンボーンの水野神菜、ドラムの川村亮介は実際に演奏していたように見えました。最後は吹き替えられたかもしれませんが、映画の中では実際に演奏していたかもしれません。

唯一、井上順がたどたどしいながらもアルトサックスで"ムーンライト・セレナーデ"を演奏するシーンは彼自身によるものです。



主題曲"君と駆け抜けた人生"



予告編






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