1952年 アメリカ:
監督:ハワード・ホークス
出演:ケイリー・グラント、ジンジャー・ロジャース、チャールズ・コバーン、マリリン・モンロー

モンキー・ビジネス



若返りの薬を開発している研究者バーナビー・フルトン博士にケイリー・グラント、その妻エドウィナにジンジャー・ロジャース。研究所の社長オクスリーにチャールズ・コバーン、その秘書ロイスにマリリン・モンロー。


若返りの薬を開発するも調合が上手くいかず、なかなかいい薬が作れないと嘆くバーナビー。

バーナビーが研究室を留守にしているとき、檻から抜け出した研究用の猿が薬品を適当に調合すると、何と若返りの薬ができてしまう。

そうとは知らず薬を飲んだバーナビーは、ひどい老眼が眼鏡なしで物が見えるようになり、髪を短くし、若者の服を着、スポーツカーを乗り回す。同じように薬を飲んだエドウィナは子どものようにはしゃぎ、軽やかにダンスを踊ったりと20~30歳も歳が若返る。しかしその時間は限定的なものであり、数時間すると体は元に戻ってしまうのだった。


ケイリー・グラントのコメディは初めて観ますが、なかなか面白いです。詳しくは書けませんが、映画が始まるオープニング映像からすでにコメディ色が出ているのがお洒落。

ジンジャー・ロジャースはフレッド・アステアと共演した「ブロードウェイのバークレー夫妻」(1949)から3年。まだまだ踊れます。短時間ながらここでも、軽やかにステップを踏んでいます。

何と言っても猿の演技が素晴らしい。特に薬を調合するシーン。まるで人間が着ぐるみを着て行っているかのような演技です。

最後はマルクス兄弟の映画を観ているようなドタバタとなりますが、これが受け入れられれば一見の価値ありです。

そう言えば、研究所の社長の名前が"オクスリー"というのは偶然なんでしょうか。


予告編






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