2014年 アメリカ
監督:リチャード・ロンクレイン
出演:モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります


ニューヨークのブルックリンに住むアレックス(モーガン・フリーマン)とルース(ダイアン・キートン)。

長年住み慣れてはいるものの、部屋はエレベーターなしの5階。寄る年波には勝てず、階段の上り下りが年々きつくなっている。愛犬のドロシーまでが、階段を前にすると尻込みする。ふたりは部屋を売りに出すことにし、転居先を探し始めるが・・・。

まるでオークションのように値段がついていくのが面白い。それも電話一本で。それにしてもニューヨークのブルックリンだと100万ドル近い値段がつくんですね。今のレートだと1億円を超えます。

愛犬のドロシーが椎間板ヘルニアで、検査が1,000ドル、手術が1万ドルですか。ペットを買うのも大変ですね。


異人種間の結婚が簡単ではなかった時代に結婚したアレックスとルース。

そのふたりの若かりし頃を挿入しながら展開していくところもいいし、全体を通じてとても心地よい。

部屋を見に訪れた一風変わった人々。テロリスト騒ぎ。ペットを巡るてんやわんや。これらが山椒のようにピリリと効いている。

1時間半と短く、気軽に観られる一本です。



ヴァン・モリソンの "Have I Told You Lately"が心に残ります。



予告編






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