はっきりしない日が続いていますね。そんな日に思い出すのが、Singin' in the Rain （雨に唄えば）。と言っても、今日取り上げるのは映画の「雨に唄えば」（1952）ではありません。
曲のSingin' in the Rain （雨に唄えば）です。
MGMを代表する曲といえば、"Singin' in the Rain" （雨に唄えば）。
"Singin' in the Rain"は、多くのミュージカル映画で様々なミュージシャン、俳優によって歌われてきました。
中でも、ジーン・ケリーが「雨に唄えば」（1952）で、土砂降りの雨の中、この曲を歌い踊るシーンは名場面中の名場面と言えるでしょう。
しかし、実際に"Singin' in the Rain"という曲が作られたのは映画「雨に唄えば」（1952）よりもかなり前なのです。
そこで今日は、この曲の成り立ちから、使用された映画について調べてみたいと思います。
"Singin' in the Rain"が正式に発表されたのは1929年。しかし、作曲・作詞された年は正確には分かっておらず、1927年にはブロードウェイの舞台で歌われていたといいます。
作曲はNacio Herb Brown（ナシオ・ハーブ・ブラウン）、作詞はArthur Freed（アーサー・フリード）。この2人は多くの名曲を共同で作っています。
例えば、
You Were Meant For Me
You Are My Lucky Star
Good Morning
Broadway Melody
Broadway Rhythm
Make 'Em Laugh
などがあります。
"You Were Meant For Me"や"Good Morning"は映画「雨に唄えば」（1952）で観たことがあると思いますが、実際には"You Were Meant For Me"は「ブロードウェイ・メロディー」（1929）で、"Good Morning"は「青春一座」（1939）で最初に使われた曲です。
作詞家のアーサー・フリードは、「青春一座」（1939）のほか、「イースター・パレード」（1948）、「巴里のアメリカ人」（1951）、「絹の靴下」（1957）など、多くのミュージカル映画を製作したことでも有名です。
曲としてのSingin' in the Rain （雨に唄えば）が最初に歌われた映画は、「ハリウッド・レヴィユー」（1929）です。
「ザッツ・エンタテインメント」（1974）のオープニングに出てくる映画なので、これを観たことがある人なら誰でも鮮明に覚えておられることでしょう。
Cliff Edwards（クリフ・エドワーズ）がウクレレを弾きながら歌うシーンですね。このあとBrox Sisters（ブロックス・シスターズ）の歌が続きます。ブロックス・シスターズは、1920年代から30年代にかけて活躍した3人姉妹によるグループです。
クリフ・エドワーズは20秒ごろから、群舞のあとブロックス・シスターズは3分8秒ごろから。
同じく「ハリウッド・レヴィユー」（1929）のフィナーレでは当時のMGMの大スターが歌っています。
出演者は・・・
スタン・ローレル
コンラッド・ネイジェル
ジャック・ベニー
オリヴァー・ハーディ
ジョン・ギルバート
ジョーン・クロフォード
マリオン・デイヴィス
マリー・ドレスラー
ベッシー・ラヴ
ディタ・パルロ
ノーマ・シアラー
バスター・キートン
ライオネル・バリモア
ポリー・モーラン
ジョージ・Ｋ・アーサー
誰が誰だか分かりましたか？
動画はありませんが、「ブロードウェイ・メロディー」（1929）のDVDの特典映像に、「ドッグウェイ・メロディー」というのがあり、この中で犬がSingin' in the Rain （雨に唄えば）を踊るシーンがあります。この映像は抱腹絶倒です。
次は「キートンの歌劇王」（1932）でJimmy Durante（ジミー・デュランテ）が歌うシーン。
37分20秒ごろから。
「リトル・ネリー・ケリー」（1940）では、Judy Garland（ジュディ・ガーランド）が歌います。
1分23秒ごろから。
「雨に唄えば」（1952）のオープニング。Gene Kelly（ジーン・ケリー）、Debbie Reynolds（デビー・レイノルズ）、Donald O'Connor（ドナルド・オコナー）が歌い踊ります。
同じく「雨に唄えば」（1952）でGene Kelly（ジーン・ケリー）が歌い踊るシーン。
少女時代の"パパラッチ"というミュージックビデオの挿入曲として使われているものがありました。歌っているのはたぶんジーン・ケリーです。
55秒ごろからと5分37秒ごろから。
映画の「雨に唄えば」（1952）についてはいずれ記事にしたいと思っていますが、名作すぎるのとほかにも書きたいものが山のようにあるのでなかなか手を付けることができません。
曲のSingin' in the Rain （雨に唄えば）です。
MGMを代表する曲といえば、"Singin' in the Rain" （雨に唄えば）。
"Singin' in the Rain"は、多くのミュージカル映画で様々なミュージシャン、俳優によって歌われてきました。
中でも、ジーン・ケリーが「雨に唄えば」（1952）で、土砂降りの雨の中、この曲を歌い踊るシーンは名場面中の名場面と言えるでしょう。
しかし、実際に"Singin' in the Rain"という曲が作られたのは映画「雨に唄えば」（1952）よりもかなり前なのです。
そこで今日は、この曲の成り立ちから、使用された映画について調べてみたいと思います。
"Singin' in the Rain"が正式に発表されたのは1929年。しかし、作曲・作詞された年は正確には分かっておらず、1927年にはブロードウェイの舞台で歌われていたといいます。
作曲はNacio Herb Brown（ナシオ・ハーブ・ブラウン）、作詞はArthur Freed（アーサー・フリード）。この2人は多くの名曲を共同で作っています。
例えば、
You Were Meant For Me
You Are My Lucky Star
Good Morning
Broadway Melody
Broadway Rhythm
Make 'Em Laugh
などがあります。
"You Were Meant For Me"や"Good Morning"は映画「雨に唄えば」（1952）で観たことがあると思いますが、実際には"You Were Meant For Me"は「ブロードウェイ・メロディー」（1929）で、"Good Morning"は「青春一座」（1939）で最初に使われた曲です。
作詞家のアーサー・フリードは、「青春一座」（1939）のほか、「イースター・パレード」（1948）、「巴里のアメリカ人」（1951）、「絹の靴下」（1957）など、多くのミュージカル映画を製作したことでも有名です。
曲としてのSingin' in the Rain （雨に唄えば）が最初に歌われた映画は、「ハリウッド・レヴィユー」（1929）です。
「ザッツ・エンタテインメント」（1974）のオープニングに出てくる映画なので、これを観たことがある人なら誰でも鮮明に覚えておられることでしょう。
Cliff Edwards（クリフ・エドワーズ）がウクレレを弾きながら歌うシーンですね。このあとBrox Sisters（ブロックス・シスターズ）の歌が続きます。ブロックス・シスターズは、1920年代から30年代にかけて活躍した3人姉妹によるグループです。
クリフ・エドワーズは20秒ごろから、群舞のあとブロックス・シスターズは3分8秒ごろから。
同じく「ハリウッド・レヴィユー」（1929）のフィナーレでは当時のMGMの大スターが歌っています。
出演者は・・・
スタン・ローレル
コンラッド・ネイジェル
ジャック・ベニー
オリヴァー・ハーディ
ジョン・ギルバート
ジョーン・クロフォード
マリオン・デイヴィス
マリー・ドレスラー
ベッシー・ラヴ
ディタ・パルロ
ノーマ・シアラー
バスター・キートン
ライオネル・バリモア
ポリー・モーラン
ジョージ・Ｋ・アーサー
誰が誰だか分かりましたか？
動画はありませんが、「ブロードウェイ・メロディー」（1929）のDVDの特典映像に、「ドッグウェイ・メロディー」というのがあり、この中で犬がSingin' in the Rain （雨に唄えば）を踊るシーンがあります。この映像は抱腹絶倒です。
次は「キートンの歌劇王」（1932）でJimmy Durante（ジミー・デュランテ）が歌うシーン。
37分20秒ごろから。
「リトル・ネリー・ケリー」（1940）では、Judy Garland（ジュディ・ガーランド）が歌います。
1分23秒ごろから。
「雨に唄えば」（1952）のオープニング。Gene Kelly（ジーン・ケリー）、Debbie Reynolds（デビー・レイノルズ）、Donald O'Connor（ドナルド・オコナー）が歌い踊ります。
同じく「雨に唄えば」（1952）でGene Kelly（ジーン・ケリー）が歌い踊るシーン。
少女時代の"パパラッチ"というミュージックビデオの挿入曲として使われているものがありました。歌っているのはたぶんジーン・ケリーです。
55秒ごろからと5分37秒ごろから。
映画の「雨に唄えば」（1952）についてはいずれ記事にしたいと思っていますが、名作すぎるのとほかにも書きたいものが山のようにあるのでなかなか手を付けることができません。