今日は、ミュージカル映画「ショウほど素敵な商売はない」(1954)です。

アーヴィングー・バーリンがミュージカル「アニーよ銃をとれ」のために作曲した曲"ショウほど素敵な商売はない"(There's No Business Like Show Business)をそのままタイトルにした作品。

「アニーよ銃をとれ」は元々はブロードウェイミュージカルで、「ショウほど素敵な商売はない」にも出演しているエセル・マーマンが主役を演じ1,147回という超ロングランを記録しています(Wikipediaより)。

なお、映画の「アニーよ銃をとれ」(1950)ではアニー役をベティ・ハットンが演じています。


1954年 アメリカ
監督:ウォルター・ラング
出演:エセル・マーマン、ドナルド・オコナー、マリリン・モンロー、ミッツィ・ゲイナー、ダン・デイリー、ジョニー・レイ

ショウほど素敵な商売はない


オープニングは次の言葉で始まる。

「1919年、ボードビルは興行界の花形だった。その一隅にいたドナヒュー一家の物語」。

この18年後、ドナヒュー夫妻は3人の子どもたちとともに"ドナヒュー5人組"を結成していた。長男のスティーブ(ジョニー・レイ)は歌、次男のティム(ドナルド・オコナー)はダンス、長女のケイティ(ミッツィ・ゲイナー)はダンスを得意とし、ショーは成功を収めていた。

しかし、その後、長男のスティーブ(ジョニー・レイ)は神学校に進学し、次男のティム(ドナルド・オコナー)は父親との諍いがもとでチームを離れてしまうことになり・・・。



"アレクサンダーズ・ラグタイム・バンド"、"スワニー河"、"ショウほど素敵な商売はない"など、ポピュラーな曲が使われている割には、ストーリーは盛り上がりに欠けるものの、映像は美しく、超一流のスターが見せる個々のパフォーマンスは見応えがあります。


最も目を引いたのは、ドナルド・オコナーがマリリン・モンローの家の前で踊るダンス。フレッド・アステアは優雅、ジーン・ケリーはダイナミックとすれば、ドナルド・オコナーは軽快と表現したいと思います。とにかくフットワークが軽い。ふんわりとした着地。よほど筋力を鍛えていないとできることではありません。

この動画は残念ながら見つけられませでした。


エセル・マーマンはさすがの歌唱力。"ショウほど素敵な商売はない"や"美女はメロディーのよう"に聞き惚れました。
これは"ショウほど素敵な商売はない"。



マリリン・モンローは相変わらず妖艶で、脇役ながら主役級の存在感があります。


予告編






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