母から娘へ、はよくあるのですが、今回は父から息子へ、です😌。
ドバイからのこのお客様、初めてお会いしたのは8年前、銀座三越のイベント「ウェディング展」の時でした。
偶然通りかかられて
「もうすぐ結婚するのです。結納用の箱にちょうどいいかも!」とご注文。
シルク刺繍のモリス「マリーイザベル」に、本物のバロック真珠のお飾り、蓋裏には金沢金箔、という美しいインテリア茶箱をお納めしました。
時は巡って2022年。
電話が鳴って「Hello, do you remember me?」
え?あのドバイのお客様?!
わざわざ銀座三越に問い合わせ、ご連絡をくださったのです!
「子供が産まれたら必ずまた注文しようと思っていました。子供の成長とともに色んな思い出を詰めて行くのです。」
言葉が出ないくらい感動しました。。。
コロナで来日が伸びてしまったとのことですが、明けてすぐに飛行機に飛び乗っていらしたそうです。
ご一緒にトミタ東京ショールームで生地を選び、あとはリモートでドバイと東京を結んでの完全お誂えでした。
時間がかかりましたがやっと今年ご納品。
「また子供ができたら必ず来ますね!」
国が違っても茶箱をこんなにご理解くださる方がいる。
感無量です。
生地:ピエールフレイ「メルヴェイユ ディジプト」
茶箱:60ESP(W91xD35xH55cm)
お選びになった生地はピエールフレイがヒエログリフ発見200周年を記念してルーブル博物館とのコラボレーションで発表したシリーズ。
蓮🪷のモチーフの手刺繍です。
蓮はエジプト美術のシンボルで、魔法の力を持つ「最初の花」と考えられているとのこと。
健やかな成長を願うにはぴったりな文様ですね。
インテリア茶箱クラブはオーダーも承っております。
公式ラインやメールを使って細かいご相談も伺って制作させていただいております。