青い空は・・


青い空は青いままで
子どもらに伝えたい
燃える8月の朝
影まで燃え尽きた
父の母の兄弟たちの
命の重みを 肩に背負って 胸に抱いて


青い空は青いままで
子どもらに伝えたい
すべての国から
戦(いくさ)の火を消して
平和と愛と 友情の
命の輝きを この堅い握手と
うたごえに込めて








今日は、市浜小学校の平和授業にて
市浜小学校読み聞かせボランティア きずな
のメンバーで、絵本と詩の朗読をしました。


数日前の夜に体育館で打ち合わせをしたときは
どんな読み方をしたらよいか。。などを話し合いながら
和気あいあいな感じだったのですが、


今日は、8月6日 まさしく70年前の今日
広島に原爆が落とされたその日ということもあり、

体育館で、
テレビ放送の広島市長の挨拶、黙とう、校長先生の挨拶、6年生の発表。などを聞くうちに、溢れる涙も抑えられず、高まる感情を抑えるのに必死でした。


その後、きずなのメンバーで
絵本と、詩の朗読、最後は『青い空は』のオカリナの演奏と歌詞の朗読。


みんな気持ちがすっかり入り込んでいるので、
他の方のを聞いていても、
周りからは鼻をすする音、小さな嗚咽。
自分も詩を読んでいると、気持ちが高まり、声が震える。



わーーーーーーーん!!!



子供のように大声で泣き叫びたかった。


みんな同じ気持ちで一生懸命泣いてしまいそうになるのを堪えながらの朗読でした。

でも、どうしても泣いてしまう。

それにつられ先生方も。。。



子供達には、まだわからないだろうな。


おばちゃん達、泣いていたなぁ。。
先生も泣いていたなぁ。。


それくらいでもいいのかも。

大人が泣くって、子供達にはきっと衝撃。

なんだか、重要なこと。どうしたんだろ。

70年前のこと。家族や自分には直接関係ないのにどうして泣くの?


きっと、それくらいでもいいのかなと思いました。

私たちの涙は、きっと子供たちの心に残っている。


いつか、もっとわかる、もっと感じられる日が来るよ。



校長先生が子供たちに言っていました。

70年間戦争をしてこなかった日本。
でも、もしかしたら、数年後には戦争をしているかも。


私たちは絶対戦争をしない!!と言うことが大事だと。


戦争をしていない、戦争をしない国。
その記録を 70年から100年、150年に伸ばしていくのは、
今の一年生!君たちだよ! っと。


そして、今でも長崎や広島では、顔や耳や腕にやけどを負い
包帯などをして過ごしているおじいちゃん、おばあちゃんがたくさんいるということ。
病院の待合室で、何気なく
けがされたのですか? と聞いたら
原爆で。。という返事が来た時の衝撃をお話してくださった方もいました。


昔のことではなく、今でもまさに
原爆の痛みや、偏見に苦しんでいる方がいること。
そうして70年間を過ごしてきていること。
を教えてくださいました。



8月6日や9日に平和学習として、登校日にしている県は珍しいのだそうです。

でも、とても大事なことなので、
これからも継続して、子供たちが平和とは何か?

原子爆弾は昔のことではなく、70年前の被ばくに
今も苦しめられている人がいること。


そういうことを真剣に考えられる貴重で大事な日だということを
引き続き伝えていくことが、何より大事だと思いました。



青い空は青いままで子どもらに伝えたい。



今の白く濁った空は、すでに私が子供の時の空とは違います。
PMを気にして洗濯物を干したりもしなかったし、
日差しはこんなに殺人的ではありませんでした。
そして
(臼杵は今でも綺麗ですが)水道のお水をごくごく飲んでいました。


青かった空は、きちんと青く戻してから、子供らに渡したい


あなたたちの地球を、あなたたちの日本を
こんな風にしてしまってごめんなさい。



幼い子供を育てながら、そう感じた今日でした。