約200㎡のライブハウス店舗設備管理をしています。


ゴキブリ・ネズミ問題を解決しました。


国家試験ハンティング免許を取得後、動物個々の習性を研究し、やっと害虫害獣を駆除した経緯を記しておきます。


現状

200㎡の広さは、おおよそ集客100人規模のハコを想像して下さい。


ゴキブリも時間はかかりましたが、ネズミはもっと大変でした、現在はゼロです。駆除業者にも依頼せず、ネット情報も見ていません。独自の方法です。


状況

立地は東京都新宿区歌舞伎町です。

飲食店が多く、当ビルも地下から地上6階まで全て飲食店、歩道を歩いていてもドブネズミに出くわすくらい、ネズミが多い町です。


ネズミは雑菌類だけでなくダニ・ノミをも連れてきて、人体に及ぼす影響は、帰宅後もその痒みに悩まされるほどの日々でした。


戦闘開始

まず、通称「べちょべちょ」を4箇所仕掛けました。


まったく捕獲できず、1ヶ月程べちょべちょの場所を繁盛に変えました。


ある日、目の前足元を小さいマウスが通り過ぎたので、同じ道をUターンして帰ってくると思い、べちょべちょを帰り道に移動設置、すぐに子ねずみが捕まりました。


ところが、キャツラは1匹で無く、3匹くらい出没しており、日々学習し、成長しているようで、成長したネズミには、べちょべちょ罠は見切られてしまい、一切仕掛けにかからなくなりました。べちょべちょ罠は、おおよそ20箇所くらい、どの罠にもかからない。


キャツラの習性を研究し始めました。


どこを通るか

どこから来るのか

何が好きなのか

何が嫌いなのか


キャツラは食べ物が無くても、やらなければいけない必要なことがいくつかあります。


運動と水分補給です

そして、好むモノ、好む場所です

顎(歯)の鍛錬も必要です。

温度も関係してきます。


これらに加えて、食料があれば、一生の住居を確保出来ます。


これらを、毎日少しづつチェックして、消去法と捕獲の同時作戦をすることにしました。


ゴミ箱やゴミ袋をいくら一生懸命縛ったり塞いでも、彼らの嗅覚はずば抜けており、ゴミ袋程度は噛み切って侵入、ゴミ箱も軽いフタ程度では、侵入してきます。


キャツラを全滅させるのか?

まったく来なくするのか?


抜群の運動性能と縦面の壁面をも高速で登ることが可能な手足の肉球は、ずば抜けており鼠のアタマ一つ入れば店舗全てが格好のトレーニングジムになり、白いものが好き、柔らかいモノも好き。石膏ボード、発泡スチロール、ガサガサするコンビニビニール袋、オシボリ、雑巾、溜まったホコリなどを好みます。閉所、高所も大好き、天カセのエアコンも毎日かじられるありさまです。


天井ぐるり張り巡らす照明40基用胆管(鉄の丸い棒)やエアコンの配管ルートを猛スピードで駆け巡るので、胆管や配管数カ所にべちょべちょの小さい仕掛けを作って設置しました。


べちょべちょ液は無味無臭とはいえ、見切られており、設置場所は避けているようでした。


匂いが漏れないであろうパッケージされたモノも見切っており、カップ麺、弁当に付属しているカラシ袋、醤油袋なども齧って破ります。


ガサガサと音がすれば、中身が何であろうと、それらを破ることの達成感を好みます。


食品では、唐揚げや手羽先の骨を閉所に持って帰り、骨がカラカラになるまでキレイにかじります。


電源で暖かくなるPCパネルやモニターの裏側、コンセント類が集中して熱温度が高くなる閉所、電気製品やシンク周り。彼らは、場所を決めて、手羽先の骨を運び込み、キレイに齧る達成感と満腹感を繰り返します。


水分補給はシンクや洗い物の受け皿に溜まった微量の水を飲みます。飲み残しのコップやペットボトル、水滴が少しでもついていれば水分補給可能です。


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鉄製のオリを仕掛けました。

ネズミがエサを引っ張ると強いスプリングの力で入り口シャッターが強く閉じます。

が、これも見切られました。エサがずっとついたままです。


で、オリは骨を茹でた熱湯に浸し、匂いをチェンジし、シンクより遠く離れたPAライティング液晶パネルの裏側に仕掛けました。


一発でした。

オリの中に仕掛けた骨は捕まってからもしゃぶり尽くし、糞も大量にしており、捕まった瞬間はキーキーと鳴くのですが、半日ほどすると、鳴かなくなりました。


溺死より凍死で虹になってもらいました。

せめてもの供養のつもりで。。



(凍死です)

しかし、まだ他のキャツラが居ます。

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キーポイント


ネズミの糞(ふん)です


糞の大きさでネズミの大きさがわかります。

糞がキャツラの軌跡を示します

糞が多い場所は閉所でステイポイントです


ステイポイントは、ふわふわポイントか暗所。


雑巾、オシボリ、ホコリなどが多い箇所です。


糞を見つけたら、必ず場所を覚えて、一粒残らず掃除します。掃除する時は自分のカラダにハッカ油を塗ります。手首、足首、首周り、脇周辺などに塗ります。そうするとダニ・ノミは寄ってきません。


毎日、糞のあった場所を確認します。この作業で最大の時間がかかりました。広い店ですから、日々糞との戦いです。


見えない、手が届かない場所も多いのですが、できるだけモノはどかして掃除します。


次に消毒です。

一番廉価なハイターを希釈して散布しました。ところがネズミは塩素はへっちゃらです。同じ場所に糞が落ちているので、へっちゃら加減が確認できます。


次にアース殺虫剤の一番安い300円くらいのやつを撒きます。嫌がって逃げますが、また戻ってきます。ノミ・ダニは少しは軽減します。


捕まえたネズミは危険信号を出しているのか、他のネズミが警戒し始めますが、まだまだ出没します。


手順は一度に全部やっては見切られてしまいます。


糞の掃除と消毒を、場所を少しづつチェックながら、日々ネズミ軌跡を追いかける感じです。


最終段階です。


ハッカ油(700円代)を希釈してスプレー散布をします。

糞が落ちていた場所を思い出し、日々少しづつ散布します。一度にやらないこと。日々、少しづつ、ネズミの通り道を少なくするのです。一度にやると見切らます。


ハッカ油を巻き続けると、今まで糞が落ちていた箇所に、糞が落ちてない、または、少量になってきます。


キャツラの軌跡を追いながら、侵入経路を塞ぐ日曜大工の準備を始めます。


コンクリート建物の造りは、殆ど、変性シリコンコークで塞げるような穴や隙間だけです。


内装は、だいたい壁が石膏ボードでふかしてあるので、その空間はネズミの巣になっています。その隙間から出入り出来ないようにします。


ビルの外からネズミが来てる場合は、冬季に店舗内換気扇をつけると、冷たい隙間風が店内に入り込んでくるので、おおよその出入り口がわかります。


換気扇を止めて消毒、そして希釈ハッカ油、これを繰り返します。


ここまで3ヶ月くらいです。


最後に穴を塞ぎますが、これも一度にやらず、3度くらいに分けます。


全てを一度にやらないのは、学習させるわけです。学習は少しづつ。


穴を塞ぎ終わっても、消毒と希釈ハッカ油は散布し続けます。


ハッカ油は人体に影響ありません。

赤ちゃんがいるお宅でも、アリ、ゴキブリ、ダニ・ノミなども駆除出来ます。


ゴキブリ駆除用薬品は使わない

ネズミ忌避剤も使わない


ハッカ油だけで駆除出来ます。

くれぐれも、一度にやらない事!

学習させるのです。


アディオス!