私の10代の頃は自分を押し通し
平気で人を傷つけられるようなエゴイストでした。

それが人に揉まれて世間体を気にするうちに、
そんなふうでは生きづらくて仕方ないと気付き、
人の話に耳を傾け、みんなにいい顔をして
『穏やかでいい人』という評価を受けるようこなりました。

しかし、当然そのままでは溜まるものがあります。
買い物・カラオケ・食べることetc……
ストレス発散方法は多々ありよすが………
子どもは、可愛くてたまらないのに
辛く当たってしまうなんてひどいですよね。

もちろん、優しくできる時もありましたが、
外で嫌なことがあったりすると、子どもに八つ当たりし、
その頃は誰かがこの状況から救い出してくれたらなと、
他力本願でした。

転勤は2度目ですが、
そのたび新たなストレスが発生しました。
友人はいなくて淋しいし、街に来れば来るほど
腕白な子は排除される傾向なのか、
少しでも乱暴なことをすると『あの子と遊ばない』と
いうふうになるし、家の中にこもりがちになりました。

家の中でもおかまいなくに暴れ回る
子どもたちの出す音がすごく気になり、
子どもが怯えるほど叱ったり、
身体が飛ぶ程、叩いたこともありました。

そんなことをしても余計落ち込むばかりで、
うつ状態になると死にたくなるような時もありました。
今思えば、あまりに外面がよかった私は、
外でのストレスを子どもで発散するという
家庭内暴力状態でした。

幼少の頃、母に怒られた口調が、
自分の子には決して言うまいと思っていた
ひどい言葉がどんどん口から出て来るのです。

miho
さんがよくおっしやっている
「やめられないっ!止まらなっい!」という感じでした。

そんな自分が嫌で、何事にも自信が持てなかった頃です。
暗闇を手探りで歩いている中、
あるサークルで、STEP受講済のRさんと出会いました。

R
さんは違うというのですが、
私には彼女の自然体でいる姿がとても心地よく感じられ、
いろいろ話をするようになりSTEPに誘っていただきました。

STEP
で『あなたはどう思うの?どう感じますか?』と
問いかけられた時、自分は・・・、
なにも出てきませんでした。
周りに合わせて意見を聴いているだけだったので、
自分の考えや感情というものが
無かったのだと気が付き愕然としました。

そして、そんな私でもSTEPの仲間に励まされて、
だんだん自分を取り戻しつつあると思います。

それでもまだ以前と同じ気持ちに逆戻りしたり、
ちょっとは前進できているのかなあと
思ったりもしています。

トンネルの出口にきたけれど、
まぶしくて前へ進めないという状況でしょうか。

心の状態が、今のままでは苦しいけれど、
この歪んだ体勢で慣れていたから、
真っ直ぐになると、今までより不安定に感じるというか、
変化すること事態が怖い感じかな・・・。

やっと言葉に出来るようになった、こんな気持ちを
そのまま子どもに伝えてみると、
本当に子どもからSTEPのテキストの模範のような
勇気づけの言葉が返ってきました。

先日など、「僕が応援するから、できる事から、
お母さんとしての勉強をすればいいんだよ」だって!

STEP
法をすることで、また新たな子どもとの挑戦が
出てきたりしていますが、自分を励まして、
子どもに励まされて、楽しんでいこうと思います。

miho
さんがいつも言う、「子どもは急には成人しない、
子どもと共に、無理せず、焦らず、諦めず」に成長します。