「フィナーレ]を迎えた人たちを見ていて、
自分自身、3年前の受講からどう変わったのだろうか、
確かめたくなったのと、やはり前回会えなかった
ガイドや過去世を見てみたくなったこともあり、
風を再受講しました。

最初はおっかなびっくりでしたが、
再受講では面白いようにリラックスして臨めました。

私は3年の間にこんなに変わっていたんだ、
こんな考え方ができるようになっていたんだ、と
ちょっと自分で驚いてしまいました。
はっきりとどんなふうに、と言うのは難しいのですが、
自分の枠が広がっているというか、
肩の力が抜けてきたというか、・・・
今更ながら、3年前の「風」の受講が私にとって
どんなに大きかったかがわかりました。

 前回の受講の時、私はずっと「いい子]を
やっていたことに気づきました。
そして、それをいつのまにか
当時6歳の息子に求めていたことにも。

 再受講の「風]では、
私は新しいインナーチャイルドに出会いました。

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歳の頃の私。
当時、私は身体をこわして長期入院していました。
思春期を迎えて少し背伸びしていた私には
小児病棟が耐えがたく、
早く家に帰りたくてたまらなかったけれど、
病気が治らなければそれもできないことも
よくわかっていました。

孤独感、進級や進学の将来への不安、苛立ち、
さまざまな感情が、今の私だったら
とても耐えられないだろうと思うぐらい、
心の中は揺れていました。

でも「いい子」の私は「大丈夫」と
親にむかってつっぱって見せることはできても、
「つらい」と甘えることはできませんでした。

ひと言そんな言葉を言ったら、自分かバラバラになって
繋ぎ止めておけなくなるような気がして、
誰にも言わずひたすら自分の中に押え込んできました。

でも、やっぱり「誰か」にわかってもらいたくて、
助けを求めていました。
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数年たっても、その子の心の中は苦しさでいっぱいで、
抱いてあげるとそれが私に伝わってきて、
涙が止まらなくなりました。

「大丈夫だよ。元気になって学校にも行けるようになるし、
大人になって結婚して、ちゃんと幸せになれるよ。」と
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歳の私に、語りかけました。

大人になった今の私が、
彼女を理解して受けとめてあげる「保護者」になる。

miho
さんに言われたとおり、その子が癒された時、
確かに、その子は私に新しい力をくれました。
その子はとても強い子でした。
そして、彼女がいてくれたからこそ、
今の私がいるのです。

 再受講の「風」のフィナーレの日も、
私は大泣きしてしまいました。
久しぶりに子どものように泣きました。
でも、泣きながら今の自分の幸福を感じていました。

思い切り泣ける、暖かいその場にいられる幸福、
私を支え、受け入れてくれる夫と子どものいる幸福。
私が受講前に抱いていた疑問も含めて、
すべてのことは私が選んできたことなんだ、
と頭でなく身体でわかったような気がしました。

 きっと、もっと時間がたってからわかってくるこ
とがたくさんあるでしょう。
「風のワーク」のすばらしいところは、
よどんでいた心に新しい風を起こしてくれること、
そしてその風はずっと心の中で吹き続けて、
気づかない間に色々な変化をもたらしてくれるのです。

P.S.
miho
さんは、「過去世なんて平均300個くらいあるそうだから、
いちいち気にして見に行ってたら、今世が勿体ない」
と言っていたけれど、「そんなにたくさんあるんだったら、
ひとつくらい、はっきりと見てみたいよ~」と、
まだ思っている私は欲張りでしょうか?