STEPを受講したのは、長男との関係がうまくいかず
どうしたらいいのか悩んでいた時でした。
その頃の私は長男が可愛く思えず、
何かにつけ長男のする事が気に入らず、
怒ってばかりで、憎らしく手を上げてしまう事もありました。
それでも1日が終わり、子どもの寝顔を見ると可愛くて、
なぜ自分が荒れてしまうのかと悶々としていました。
次男が生まれるまでは長男が可愛くて仕方がなく、
下の子は産まれても可愛がれないかも・・・と心配するほどでした。
2人共可愛いはずなのに、上の子だけにあたってしまうのは
何故かわかりませんでした。
子どもとの関係改善のために、
さあ頑張るぞと意気込んでSTEPを受講しました。
でも、頭ではわかっていても実行が難しく、
子どもの気持ちを理解する心の余裕がこちらになかったり、
勇気づけをしなくてはいけないのに逆に子どもの非を責めていたり、
子どもを尊重してやれない事が多々ありました。
大した事ではないのに、自分の感情の揺れが激しく、
それに子どもを巻き込んでいることに気付き、茫然としました。
長男にあたっていたのは、未就園児クラスから来ている子が多く、
幼稚園入園時からできている親のグループに
うまく入っていけない私の焦りだったり、
自分に似た長男の性格が許せなかったりと、
自分自身に問題があったのだということに思い当たり、
風のワークヘの参加につながっていきました。
私には、今に影を落とす子ども時代がありました。
私の母が私にしたような育児
は
子どもにはしたくないと思っているのに、
子どもが大きくなるにつれ、
親と同じ様な事をしている自分に嫌気がさして、
自分を変えたい、過去を吹っ切りたいと思いました。
本気で過去から脱皮したいと考えました。
STEPでいう好ましい親子関係をつくる要素なんてなく、
いつも親の尺度で判断され、それを押しつけられ、
短所ばかり指摘され、褒められた覚えがない。
愛されていると感じた事がなく、ひとりでいるのが好きだった。
日記も手紙も机の中も勝手に見られてプライバシーなんてなかった。
すぐに暴力を振るわれ、けなされてばかりだった。
大人になって気が付くと自分の事が好きになれず、
いつも自信がなく、何をしていいのかわからないのに、
無駄にしてしまった時間を取り戻すかのように
あせっている私かいました。
自己中心的であったのは、子どもではなく私だった。
過去にしたくて出来なかった何かを見つけたいとあがいていたのです。
風のワークで幼年期の自分に会い、
抱きしめてあげる事により置き去りにされていた
寂しさつらさを感じました。
その子と同じ思いを自分の子どもにはさせたくないと思い、
子どもの事を見直すことができました。
風のワークが終わる頃には、重いコートを脱ぐように
少し肩の力が抜けたように思いました。
自己否定をしていた私ですが、
自分にも良いところがあるんだ、
自分はこのままでいいんだと思えました。
何より自分が好きになれたのが収穫でした。
STEPと風のワークを一緒に受けた皆さん、
良い出会い有り難うございました。
長男との関係もうまくいくようになりました。
あまり幼稚園の時には様子を話してくれなかった長男が
学校の様子を話したり、相談をしてくれるようになり、
とても嬉しいです。
1人で通学するようになって少し生意気になって、
思わぬ事もしてくれます。
私はまだ心の準備ができていなくて
あわてふためいた事もあります。
男の子2人、
これからいろんな事をしでかしてくれる事でしょう。
私はそれをしっかり見守っていきたいと思います。