中1生による教師殺害事件以降、
新聞には中学生関連の事件が載らない日はない有様です。

「これから世の中どうなっていくんだろう」
「子供が何を考えているか見えてこない。」
「そもそも大人が見本になっていないから・・・」
「偏差値で人間の価値を決めるような『時代』が悪い」
「親は自分のことばかり考えて本来家庭で教えるべき
『しつけ』の域まで学校に押しつけている」

日本の経済も教育 もどっと悪い面が噴出して
社会面から投書棚まで反省の時を迎えているようです。
このままではいけない、何とかしなくては・・・の気持ちは、
多かれ少なかれ多くの人々の中にあるのではないでしょうか。

凶行に走る中学生たちは、
いきなり中学生に生まれたのではなく、
みんな無垢な笑顔を見せる赤ちやんであったことを思うと、
幼児期・学童期の子育ての大切さを考えずにはいられません。

STEP
、ティーン、風を受講し、自分の子育て、
更にさかのぼって自分自身の思春期の感情まで
思い起こす機会を得た事はとても良い経験でした。

PTA
や子供会関係の母親同志では、
どうしても体面が邪魔して
本心をぶつけ合うことは殆どありませんが、
STEP
の中では正直に自分を振り返り
醜さも弱さも含めてすべてを素直に認めることができました。

親がプライド高く見せまいと肩ひじはっているうちは、
子供は決して心の内を見せてはくれないことがわかりました。

我が身から生まれたとは言え、
子供には独立した人格があるということを
自分の過去を思い出すことで納得することができました。

「お母さん、この頃子供みたいに笑うね。」
そう言った我が子の表情の明るさにちょっと驚き、
『お母さんの笑顔』はこんなにも
子供を勇気づけるのだと実感しました。

 この春、上の子が中学生になりますが、
近づく子供の思春期を、
必要以上に恐れず構えず・・・迎えたいと思います。