今週は仕事で網走に行き、
途中に時間があったので網走の監獄を見学してきました。

まっすぐに連なる部屋たち…
これはいわゆる牢屋です。独房です。

ちなみに、これらは移築なので、
ここにそのまま刑罰を受けていた人たちがいたわけではありません。

しかし、実際に使われていた建物であることに変わりはなく
生々しく重たい空気に包まれていました。

網走刑務所をはじめ、北海道に刑務所が複数作られた背景には、明治時代に急がれていた道路の開拓事業があったそうです。

道路を切り拓くための人員として、北海道の刑務所に囚人が各地から集められていたのです。
道路開拓の作業は、それはもう過酷なもので。
脱走防止のために、足には4キロずつの鉄のおもりをつけての作業だったとか。
悪人だから途中で死んでも構わないという考えのもとで囚人たちは働かされていました。

こうした、囚人労働の歴史があり、今の北海道の繁栄がある、と。
ガイドさんが話してくれました。

何が善で何が悪なのか…
ふと立ち止まって考えてしまいますね。


 

以下、囚人の様子を再現した展示。
(このような描写の苦手な方がいたら
すみません)



知らなかったことがたくさんあり
高倉健さん主演の網走番外地のビデオを見たくなりました。

つづく。