暗在さん記事転載させていただきます。コントラ支援に関しての記事はUPしたことがありましたが、最近でも某コメント欄で勝共の裏に関してのことを匂わせていた方がいたのです。ハッキリしたことが解りません。6500の祝福の時にも絡んでいたようなのですが、当時の幹部でないと??? 暗部にはどのようなことがあったのか?そのひとコマにしか過ぎないのでしょうが、貴重な内容ですので記事にこちらでも残して置きたい・・・。

 

勝共の暗黒面を語る

 勝共の暗黒面 を語って、

  バランスを取る




〈2つ前の記事 http://anzais.blog.fc2.com/blog-entry-379.html の中の一節より〉

*文鮮明氏は、 KCIAやCIA権力に気に入られるよう、武器を製造したり、勝共で、戦争や軍事クーデターを起こしたり(南米)、民主化運動の市民たちを拉致・拷問・暗殺する“死の部隊”(注*)に資金提供したりした。

これらの資料については、過去このブログ上で散々提示してあるので、最近はそのまんま書き放しですが、
ソースは政府や情報機関から開示された公文書を含め、主にアメリカのジャーナリストさん達の詳しい調査からです。

もっとも麻薬取引関与などの決定的証拠までは、まだまだCIAなど諜報機関が秘密を握って開示しないですから、状況証拠はたっぷりですが、もどかしいところではあります。

注)“死の部隊”(death squad)とは:
https://ja.wikipedia.org/wiki/死の部隊

統一教会が、死の部隊の一派といわれる中米ニカラグアの右翼ゲリラ組織「コントラ」に、ワシントンタイムズ紙を通して資金を流していたのは周知の事実だし、関連してサンディニスタ戦争にも加担したらしい。
ボリビアのコカイン・クーデターを画策したことは龍明小説にも入れた。


上記のような内容は、一般的には統一教会を断固拒否する材料にすればいいだけだろう。
しかし元信者としては、それが「勝共の名の下に」「カウサを通して」という所が気にかかる。
それらの行為は “南米を共産主義の脅威から守る為” などと言って正当化するのだろう。

しかしそれは、ソ連と戦うわけではなく、貧しい第三国の、生活を良くしたいと願うその国の市民運動の人々まで大量拉致し、拷問・暗殺し(そりゃその中には共産主義者もいたでしょうけど)、
正当にその国の国民が投票で決めた政権を外国勢力主体の軍事クーデターで覆したり、独裁者に対抗した勢力に戦争を仕掛けたり(そりゃ国民が選んだのは左派政権だったかもしれないけど)。
そういう国家単位の巨額な費用を要することに、CIAと足並み揃えて統一教会は資金と人材を投入していたわけです。


これらは多くが80年代のことですから、日本はバブル期で霊感商法の最盛期だったわけですが、日本から韓国や米国に送金した莫大な献金も当然関係していたでしょう。
額が幾らあっても足りないはずです。献金の使い道は具体的には知らなかったにしても、その異様な雰囲気は感じ取れたはずです。

その頃、教会内で聞かれた言葉は、
「お父様(文鮮明教祖)は我々が考えもしない大所から大きく摂理を進めておられます。だから理解できないからといってつまずいてはいけません。後になって初めてお父様の真意が分かるようになるのです」
とか、
「本来なら国家予算でするようなことを、今の統一教会は代わりにやっておるんですね。天国が復帰されたら国家予算でやるようになるんです。ですから日本教会に求められる献金目標が大き過ぎて、私たちがヘトヘトになってしまうのもある意味当然のことですね」
などですから。

共産世界との対立を必要以上に際立たせ、煽るだけ煽って、権力と利権のおこぼれを頂戴していただけなんだけど。
ボリビアは世界の最貧国に落ちてしまったし。
勝共の正義って、いったい……?

問題は、冒頭に書いたような事ももう無意識に受け入れてしまっていて、否定し切れないことだ。

「こんなカウサ(CAUSA)はイヤだ!ボリビア コカイン•クーデターに動員」


「紛争や戦争など地獄のような世界にまで、自ら降りて行って、そこから復帰してくるのがお父様だ、本物のメシアの証しだ」と言う?
それで何か復帰出来たのですか?
右翼でも左翼でもない「頭翼主義」の提言?(言葉だけで内容がなく忘れ去られた)

戦争に加担した時が最高潮位で、その後は具体的な方策もなく、韓国で連邦議事堂に似たお城を建てて、信者たちに120個以上の豪華な王冠を献納させ、自ら冠を被る儀式を行なうという、内向きのカルト宗教内行事をやりました。

何か否定ばかりしているようですが、教団が勝共は素晴らしいと極端に良い事しか言わないので、こんな暗黒面もあるよとバランス取ってます。

80年代の昔の事ではなく、同様の精神がいつでも見え隠れします。
教会内で少しでも違う意見を物申す人に対する情報統制や一方的な処断など。

また、勝共が掲げる憲法改正の「スパイ防止法」や「緊急事態条項」は、正当な説明のない不当な逮捕者を大幅に増やし、独裁者を出現させやすいと。
(興味深い「ごぼうの党」代表さんの動画より)
https://youtu.be/wTAxmNN_zoU?si=bDqFIU6TA38uFj91


ブログ:「統一教会にて」“たった一度の人生”さんより
http://ucpeople.seesaa.net/article/501506153.html
引用)「スパイ防止法の主張は忠臣のレベルなのだということに、私は気づきました。
そして、これまで統一教会が世間から多くの反対を受けてきたのは、統一教会の活動が忠臣のレベルだったからだということに気づきました。」

ほほう、忠臣レベルと、そう解釈しますか。
(そういえば教会では、忠臣レベルの上が聖人レベル、聖子レベルだと言ってた)

まあ、KCIAの忠臣、CIA の忠臣と言えばそうですかねぇ(そういう意味じゃない?)
でも問題は、忠を捧げるお相手以外の人々に対しては、個別性を認めず、搾取したり踏み付けにしても顧みず、人権侵害も厭わないことです。全体主義、帝国主義的宗教と言われても仕方ありません。

「忠臣」と言うと認めているように取られ、社会には通用せず、納得もされず、却って反発されるでしょうね。

しかし、忠臣レベルという教会的な考え方を知り、つまり自分の中に無意識に燻っていたモヤモヤしたものを言語化し、振り払うこと(お祓い)ができ、スッキリしました。
感謝です。



参考資料

 



「大量殺戮のメシア」
http://anzais.blog.fc2.com/blog-entry-341.html

CIAと統一教会がサンディニスタ戦争で協力

https://whatisonthemoon.tumblr.com/post/109837104657/cia-and-unification-church-cooperated-in

中米の奥地では、CIAの工作員と文鮮明牧師の弟子を見分けるのが難しいことがある。韓国のメシアはこの地域で確固たる存在感を示していたーー
(Jack Anderson: "CIAとムーニーがサンディニスタ戦争にて協力 , CIA, Moonies Cooperate in Sandinista War", ワシントンポスト, Washington Post, August 16, 1984)


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https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/703987661637124096/cia-moonies-versus-sandinistas
CIA, Moonies versus Sandinistas
CIA、ムーニー VS サンディニスタ政権
Indiana Gazette August 16, 1984



 



「実は統一教会は最初から反共ではなかった」より
https://ameblo.jp/chanu1/entry-12120684607.html

勝共理論(「新しい共産主義批判」)を書いた、韓国の36家庭の1人で『統一思想』の著者でもある李相憲氏の手記に、
1961年の韓国軍事クーデター後の統一協会の記念日に初めて文鮮明が「反共をやらなければならない」と語り、
当時の協会長であった劉孝元氏が、李相憲氏に本を書くように指示したことが記載されています。

李相憲氏は軍事クーデター後に文鮮明が「反共をやらなければならない。」と話したことについて、
「お父様(協会内では文鮮明をかように呼びます)にそのような(政治的な)側面があったとは全然知りませんでした。偉大な宗教指導者としか思えませんでした。」
と書いています。
つまり、それ以前は文氏も協会も反共というスタンスはなかったのです。
勝共理論の著者が言っているのですから間違いないでしょう。
(引用ここまで)



 



KCIAが名付けた勝共
http://anzais.blog.fc2.com/blog-entry-211.html
「私が何で大韓民国情報部の手先ですか。私は彼らに会ってみたこともないのです。」とアメリカで講演した文教祖だったが、実は、KCIA初代局長で朴政権の黒幕である金ジョンピル氏と定期的にゴルフをしていた。

67年には韓国中央情報部(KCIA)の幹部たちと全体会議をし、そこで文鮮明が教会挙げての反共団の活動を報告した。
共産主義をサタンの思想とし、その悪を際立たせて提示してくれる統一教会のやり方に、情報部の連中は感心してこう言った。

「これはもう、単に共産主義に反対する反共ではなく、共産主義に勝つ、“勝共”ですね。どうです、これからは反共団ではなく、勝共団と名前を変えてやっていきましょう。そうして下さい」

68年1月13日には、KCIAから名前を賜った「勝共連合」を正式に設立させるに至った。
 



https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/712427326708858880/cia-moonies-cooperate-in-sandinista-war-1984

Washington Post
CIA, Moonies Cooperate in Sandinista War - Jack Anderson
August 16, 1984


KCIAとの関係
「協力しないなら、君は 貧国の弱小セックス・カルト教団の教祖のまま、世間に断罪されながら消えてゆくのみだ」








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