3時間は寝るぞ、としっかり寝て、
思ってた以上にスッキリと目が覚めたので
福島に来たらこれ。
前の日に買っておいたものを食べながら
これも飲んで出発の準備をします。
3時間寝て、自分スケジュールより30分遅れてスタート、と思っていたら
着払いで送り返す荷物の受付をホテルのフロントの人が手間取ってさらに15分遅れ。
せっかく伝票とか全部しっかり準備したのになぁ…
とりあえず急ぎます。
前の晩に到着した時とほぼ同じウェア＆インナーの組み合わせに
ウィンブレを着るぐらいの防寒でOK。
昨日の朝うちを出たときのが寒かったかも？
ホテルを出てすぐの五百渕公園では提灯で桜をライトアップしてるのが見えました。
が、見てる余裕はないので進みます。
何となく街中を抜けたな、というところから緩い上りになってきて
いよいよかな、というあたりの街灯の下でウィンブレを脱いでおきます。
御霊櫃林道入り口。ちょっと写真がボケてしまったけど…
ちなみにここでこれ撮るために停まったらちょっとリスタートが大変な感じの
急勾配でした、最初だけだったけど。
林道はとにかく真っ暗。
正面は自分のライトで明るいけど、後ろを振り返ったら
目を閉じてる？というくらいの真っ暗さ。
こんなところ、よく一人で走ってるよなぁ、なんて思ったけど
そんなこと思ってると進めなくなるので無心になって進みます。
峠までの道の後半は細かい九十九折。
昨日に引き続き今日も夜中から風がそこそこあって、
九十九を折り返して向きが変わると進むようになったり進まなくなったり。
そうこうしているうちに郡山方面を見たら
ちょっと明るくなってきてました。
そしてやっと峠に到着。
御霊櫃峠公衆トイレ。
他に目に着くものがなく、探すにも風が強いし冷たいので、
これだけ撮ってとりあえずウィンブレだけ着て下り開始。
もう少し明るくなってきました。
下りはまだ暗いのであまり飛ばさずに行きます。
途中ウサギが出てきて左前方を走って行くのを
あぁウサギのしっぽかわいいなぁ、としばらく追いかけたり、
何の動物か全くわからなかったのだけど小型犬ぐらいの動物が
左からちょっと出てきてさっと引っ込んだり。
峠では人にも車にも全く合わなかったけど動物には遭遇しました。
そしてやっと猪苗代湖畔へ。
湖の方は真っ暗。
今越えてきたところかな？
朝焼けがきれいでした。
それにしても水の近くは寒い。
ウインブレだけでは寒いので、レインウエア上下を着こみます。
予めチェックしておいたセブンで
温かいカフェラテでホッとひと息。
桜が満開。
磐梯山は看板の通りの形でした
明るくなってきたのになんとなく眠気が。
あまり力も入らないのでたぶんガス欠。
ベンチも何もなかったけど桜がきれいだったので
自転車停めてお花見しながら持っていたパンを食べました。
この辺で野口英世記念館の前を通過。
小学生の頃に家族旅行で来たことがあるのだけど
こんな立派な建物だったっけ？
公園のようなところを抜けて湖畔を外れて
ちょっとクネクネ下ったら会津若松市内。
やたら信号が多くて何度も引っかかりながら進んだら
会津若松城登場！
信号の手前に宮泉🍶の蔵もありました。
信号を渡って一方通行の指示通りに進んで
会津若松城に到着。
写真を撮って、横にきれいなトイレがあったのでちょっとお借りしてすぐリスタート。
進んでしまうとコンビニなどなくなるようだったので、お城からすぐのセブンで休憩。
限定に弱いのです
しばらく走ると市街地は終わり、国道からも逸れて
新緑のいい景色。
お天気はイマイチだけど、それでも十分。
結局この辺まで着たままだったレインウェアはやっと脱ぎました。
でも後で「本来の使い方」をすることが予想されるので
荷物を送り返してスカスカになったサドルバッグに丸めて突っ込んでおきます。
細い道を進んで、「塔のへつり」の方に向かいます。
今回のルートはここで右折。
でもせっかくなので塔のへつりを見ていくことに。
左折したら
ご丁寧に「下り坂」の案内。
しかもそんなに緩くはない。
ちょっと迷ったけど下って行って
到着。ちなみに「へつり」（岪：山冠に弗）というのは
地元の言葉で断崖のこと、と南会津の観光サイトにありました。
実は最初に奥の方まで行ってしまい、お土産屋さんを抜けたところにある展望台しか見つけられず、
「えー(ㆀ˘･з･˘)」と思ってたところでこっちから見られることがわかったのでした。
写真右の階段をちょっと降りて
ふむ、確かに断崖が搭のようになってますなぁ…
これだけ見て満足してしまったので観光は終了。
さっきの坂を上ってコースに復帰して先を急ごう、と思ったら
見事な桜、満開！
本番当日は青々とした葉桜がランドヌールたちを迎えてくれるのかな〜
この先も国道には出ず、県道を進んでいきます。
会津若松城からちょうど50㎞ぐらいのところ。
キューシートからルートを引いていた時に「しだれ桜」の文字を
みつけたので、もしかしてちょうどいいタイミングかも？と行ってみると
旧中荒井分校のしだれ桜、満開！「100年しだれ」とありました。
エドヒガンの他にソメイヨシノも。
のんのんびよりみたい、なんて思いながら持っていた補給食を食べてちょっと休憩。
正直に言うと、今回のコースの中で一番期待していたのはここのしだれ桜。
それがこんなバッチリなタイミングで見られたので大満足して
ついついのんびりしてしまいました。
が、この時点で自分スケジュールから借金1時間。
本格的な上りが始まる前に借金増えてるし…
ま、進むしかないので進みます。
宇都宮・鬼怒川方面へ。
魚沼とか桧枝岐じゃなくてよかったよ～
この分岐ぐらいから「いよいよ最後の上り！」ってなるのかと思ったら
そうでもなくて、これまでと同じ感じでダラダラ上っていきます。
右側に道の駅があったけど、用はなかったので通過。
そして到着。ピークの山王トンネル！
ここまで来たらあとは下り基調。
冷える、という感じでもないのでそのまま下ります。
いい感じでスピードが出る勾配。
そのまままっすぐ行きそうになりそうなところで右折して
AJたまがわの鬼怒川600で通った上三依塩原温泉口駅の前を通過。
あの時はここの下りはずいぶんスイスイ行った記憶があったけど
今日はちょっと様子が違う。ちゃんと踏まないと進んで行かない、って
もしかしてまた向かい風なの？
おいおい、って思ってたら今度はちょっとポツポツくるものも。
ポツポツはすぐなくなったのでとにかく進みます。
ピークを過ぎたらすぐPC、ぐらいの感覚でいたのがまちがいで
下りとはいえ40㎞ぐらいあるのでそれなりに時間もかかって
PC4のファミマに到着。
下りがあったのに自分スケジュールからの借金は1時間のまま。
イートインスペースがあったのでとりあえず座り、
お稲荷さんなんかを食べながらちょっとだけ「もうやめちゃおうかなぁ」なんて
思ったりもしたけど、また１から600に向けて走るのはヤダなぁ、と
もう少し進むことにします。ポツポツきたのはすぐなくなったし、
この先も下り基調だしね。
PCを出てしばらく進むと
こんな杉並木の道がずっと続きます。
路側帯がないのに結構車が多いタイミングもあったり、
そうかと思うと全く車がいなくなってこんな風に写真を撮れたり。
でも杉並木の道は単調でちょっと眠気が…
そうかと思うと交通量の多い場所もあり、もう下り基調なんて関係なし。
停まっている車の横を危なくないようにすり抜けてジワジワ進みます。
だいぶ行ったところで
1か月ぶり、今年2度目の渡良瀬川。
でも今回は遊水地の横の土手は通りません。
他のブルベでもおなじみの「柏戸（遊水地）」の交差点を曲がり
もう一度曲がったところで
PC5に到着。
自分スケジュールからの遅れは45分ぐらい。
ここでもまたやめようかと思ったけど、クローズタイムより
まだ早い、ということはこの先15㎞/hで走っても間に合う。
実はこの直前でeTrexの右上のボタンが陥没してしまい、
「あ～、ナビがないから無理か～」と思ったけど、ボールペンを挿して
なんとか操作ができたので、続行決定。
この先は土地勘のあるようなないようなところ。
これまでのような「だいたいこっちの方向にいけばいい」というのが
わからなくなってきたので、とにかくeTrexの画面を繰り返し見ながら進みます。
まぁもう景色がどうこうという場所でもないのでね。
残りあと30㎞ちょっと、ぐらいのところで踏切で停まったので
その隙にちょっと補給食を食べていたらまたポツポツ。
でもこれはすぐに止まらずポツポツの間隔が短くなってくる。
ちょっとした軒下でチェックすると雨雲レーダーの画面に「雨は明日の朝止みます」の文字。
あちゃー
自転車を立てかけられる軒下に移動して午前中に丸めて突っ込んでおいたレインウエアを
サッと取り出し、サッと着て、さっさとリスタート。もうここまで来たらさっさと帰りたい。
この後は江戸川の横の道に出てひたすら南下。
元々江戸サイには詳しくないのに真っ暗なのでよくわからない。
でも車が通ってたりして「こっちだろ」という方向がわかるのでそっちに進みます。
この頃にはやっと風は止んできてました。
江戸川沿いの道を外れて金町駅の近くまで来たらあとは昨日通ってきた道を戻るだけ。
帰りは橋を越えたらほぼゴール。
雨は強くなるわけでもなく、でもずっと降って止まないので慌てず進んで
ゴールに到着。
結局自分スケジュールより40分ぐらい遅れたけど
ほぼ向かい風で、その後雨に降られても途中でやめないで
ゴールまで来た自分を褒めてあげようと思います。
ここのファミマ、店員の女性がとても感じよかったので
最後にいい気分になりました。
ちょっと走ったところに足立郵便局。
参加者の皆さんがブルベカードを投函するポストはこれ。
自分はこの写真だけ撮って
道路を渡ったところにある駅から輪行で帰りました。
今回のコースはRさくら初の600で、コース設計者も
通しでは走ってなくて、初めて全ルートを通し走るという貴重な機会を
いただきました。走ったことのないところもたくさんあって行く前は
ワクワクもあったけど、それ以上にちゃんと走れるかかなり緊張してて、
時間内にゴールできないんじゃないか、とまで思ったけど
無事完走してついでに禊も済ませたので、
あとは当日参加者のみなさんがいい景色をたくさん楽しんでこられることを
祈りながらスタートのお見送りに行こうと思います。
おわり
