xxxxミュージシャンのライブというものxxxx | NIPPON人の音楽を褒めよう。
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先日、機会があってある映画を見に行きました。今日はその話を。

その映画はいわゆるドキュメンタリー映画で、この日はあるアーティストのライブ前のオフショット、そして彼のライブを丸々一本、大スクリーンで体感させて頂きました。

そのアーティストとはhide。あの有名なバンドX JAPANのhideです。

正直、僕はXやhideといったジャンルの音楽はあまり聴いてこなかった。興味がなかったし、何がかっこいいのかもイマイチ分からなかった。

でも今回、幸運にもこの映画を見る機会があって、まぁ付き合い程度の気持ちで見たのです。。


すごくよかった。



うん、すごくよかったんだよね。
何が良かったか、大きく2つの事を感じました。あなたにもちゃんと伝えたいから分かりやすい様に箇条書きにしてみるね。


1. 時代を感じさせないエンターテイメント

今回見たライブ映像は1996年に千葉マリンスタジアムで行われた彼がプロデュースしたイベントらしいんだけど、、これがもう16年前なの。16年前なのに、彼が見せていたライブは、今現在行われていても遜色ないほど時代を感じさせていない。ビートルズやローリングストーンズといった、もはや伝説化してるバンドも、世代を超えて愛されている理由は、彼らの作り出した音楽が時代に左右されないから。hideのこのライブも、16年前のパフォーマンスとは思えないほどのクオリティー。チラッと観客席が映って、お客さんのファッションや髪型やメイクで初めて「あ。これ16年前なのか」と知るくらい、ステージ上のメンバーは不変的な世界を造り出し、時代や流行りという概念はそこには存在しなかった。これは凄い事だと思う。

2. ライブとは何か?

音楽をやっている人間として、これを一番考えさせられた。なぜミュージシャンにライブが必要なのか?別にCDや配信サービスで音楽を聴いてれば、わざわざ遠くまで足を運ぶ必要もないし、気軽に安価に音楽を楽しめる。確かにそのとおり。俺もどっちかというとそっち派。でもね、、hideは、お客さんがライブに足を運ぶ理由を見事に示していた。彼が作り出していたステージは、色んな仕掛けがいっぱいで、常にその場でしか体感できない感動を作り出していた。そのライブは優しさでいっぱいでしたよ。インドア派の僕も、こんなライブなら一度は行ってみたかった。久々に思ったよ。
そして、メンバー個々の個性をしっかり出していて、hideだけではないメンバーそれぞれが輝いていた。これぞバンド。以前、ユニコーンのライブに行った時も同じようなことを感じた。メンバーの個性を存分に活かしたステージの方が楽しさを産む。それをhideは分かってて、メンバーの個性をステージで活かしていたのか、あるいは自然と出来ちゃうメンバーだったのか。いずれにしても、そういった人間関係が作れる彼の人柄も素晴らしいんだろうね。こんな日本人ミュージシャンがいたことに、また少し誇りを感じた夜でした。

ただステージでいい曲を上手に演奏するだけなら、楽器が弾けて練習すれば出来る。ライブに来たお客さんに、特別な時間を与えるには、確かにhideの様にアイデアを具体化できる資金力は大きなアドバンテージだ。だけど、ただステージで演奏することから、もう一歩進んだエンターテイメントというものを考えてみたいと思った。僕のような金のないアマチュアミュージシャンにもできる事は沢山あるような気がする。もちろんhideと同じ事をする必要はない、それぞれに合った一歩先のライブの魅せ方っていうのがあると思う。現に自分たちに合った魅せ方をしてお客さんを獲得しているアマチュアアーティストがいることも僕は知っている。

僕もこれから、ただステージで演奏するだけのライブからもう一歩踏み込んだおもてなしを、色々考えてみたいと思う。


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