32年前のこの日、東京で長女( ゆい )を出産しました。
20歳の時でした。



パパは21歳。



私の陣痛が微弱だったので、
病院にいるのが退屈になったらしく
お昼過ぎからパチンコに行ってそのまま家に帰ってしまったパパ。


当時は 携帯もスマホもないから連絡手段は家電のみ。

家電が繋がったのは20時頃で
「もう遅いんで、明日の朝行きます」って伝言を看護師さんから聞いて、、



おいっっ!!

15時過ぎに産まれてたんですけど〜 笑笑







微弱陣痛と逆児のせいで、彼女は仮死状態でした。


さらに、両肩と両肘が動かない、、
分娩麻痺という病名がつきました。

彼女は、総合病院に入院することになりました。





私が、初めて彼女を抱いたのは、出産から3週間ほど経過してからでした。




命があるだけでありがたい!!

腕の中で眠っている ゆいちゃんを見てると、自然とそう思えたのです。





両腕に麻痺は残っていたので
その日から週3回、治療とリハビリのための通院が始まりました。


パパの実家も 私の実家も岡山なので、
周りに頼れる人は誰もいませんでした。


電車を乗り継いでの通院は、今思えば大変だったと思います。


でも、ゆいちゃんが可愛かったんです。



いつもとってもいい子で、よく眠ってくれました。

お布団が大好きだったので、
病院の待合室でも ベビーベットに寝かせると、いい子にしてくれるのです。






1歳になる頃には
右手は動くようになりました。
左手の肘も動くようになりましたが、
左肩は今もまだ動きません。




いつもニコニコしているゆいちゃんが、
21歳の私に、愛や勇気を与えてくれました。





パパは、たまに無断外泊ってやつをしてました。
その当時、イケメンで人気者だったし、、需要があったんだから仕方ない。笑



今なら そう思えるんですが、
当時は 自分だけが被害者のような錯覚をしていました。




でも、そんな時も、私に愛と勇気を与えてくれたのは、ゆいちゃんでした。


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そんな ゆいちゃんが、32歳になりました。




今も、相変わらず 長女に助けてもらっています。




というのも、うちには まだ11歳の三女がいます。
長女と20歳違いです。


昨日も、私が帰るまで、三女を預かってくれたのは長女でした。

三女は、ママには内緒の相談を時々長女にしているようです。






本日、長女が元気で
32歳のお誕生日を迎えたこと、本当にありがたいです。

「ギャー!!白髪が1本生えた〜!!」と
そんなことでワーワー騒いでる彼女の姿を見てると、本当に嬉しく思うのです。




彼女が、私の娘として生まれてきてくれたことに感謝しています。



最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!!