こんにちは。みろうです。
この度、7/19に開催された、第2回噴火杯に参加しましたので
使用構築を公開します。
良かったら見ていって下さい。

【使用構築】
構築名:雨ゴチルコントロール



【コンセプト】
 雨、壁、影ふみ、癒しの波動などを駆使して、相手が瞑想ニンフィアを突破できないように
ニンフィアが苦手な相手を優先的に処理し、瞑想ニンフィアで詰めきる。
俗に「コントロール」と言われる類の構築。だから、雨ゴチルコントロール。
 ※この構築は、イユさんのこちらの構築を自分なりにアレンジした構築になっています。
ですので、元構築との差異が分かる形で紹介していきます。
構築自体はjuicyさんという方が原型のようですが、記事は存在しないのでこちらを参考にしています。
つまり、派生形の派生形ということです。
ただし、派生形とはいえど立ち回りは全く違うものとなっています。


【個体解説】
 ニョロトノ@防塵ゴーグル/冷静
 <熱湯、雨乞い、滅びの歌、守る>


<変更点>
・穏やか⇒冷静
・アンコール⇒雨乞い
・食べ残し⇒防塵ゴーグル

 構築からキングドラを外すことで、終盤まで雨を維持する必要性が薄まり
最低限の耐久だけ確保して、攻撃的な配分に変更。
また、防塵ゴーグルを持たせることによって、構築上処理が面倒な
モロバレルに邪魔されず、炎タイプをガンガン殴りに行くことができた。
 アンコールを切って雨乞いを搭載したが、天候を取り返したいシーンは
少なくなかったので、変更は正しかったと思う。

(余談)対戦相手の構築 ⇒ 怒りの粉持ち4体、バンギラス3体
    両方が入っいる構築は無かったので、9戦中7戦でゴーグルの恩恵有り。

 ルンパッパ@バコウのみ/控えめ
 <熱湯、ギガドレイン、猫だまし、守る>


<変更点>
・参考元からの変更点無し。

 雨下における高速猫だまし要員。あくまでサポート役。
相手を削るだけ削って、上手いところで落ちてエースを降臨させる。
ファイアロー対策でバコウのみを持たせているが、タスキと比べると一長一短。
オフでは、フリーフォール2回とエアスラッシュで計3回発動した。(アローと当たらず)
技については、フラフラダンスあたりが強そうだが、水タイプの削りを優先し草技を搭載。
そういう意味では、ギガドレインじゃなくてエナジーボールで良かったかもしれない。


 クチート@クチートナイト/勇敢
 <じゃれつく、岩雪崩、不意打ち、守る>


<変更点>
・ある程度Dに振って、壁や雨込でドランやバクーダの炎技を数発耐えるように変更。

 もともと火力が十分なため、耐久に回して少し場もちを良くした。
ミラーを考えるとアイアンヘッドが欲しいが、切る技がないため技構成は変更せず。
(と思っていたが、オフではじゃれつくが必要なシーンは無かったので一考の余地有か)
基本的には、コイツに暴れてもらうことが勝利への最短ルートで
如何に癒しの波動で何度も回復させながら暴れられるかがカギとなる。
 

 ゴチルゼル@オボンのみ/生意気
 <サイコショック、癒しの波動、トリックルーム、守る>


<変更点>
・Dに振り切った。(ギルガルドの珠シャドボ耐え)
・サイコキネシス⇒サイコショック

 半端にDに振っても微妙なので、振り切ってギルガルドの珠シャドボ耐えまで伸ばした。
技については、チョッキハリテヤマとかニンフィアとかギフトとかを意識して、
少しでもダメージが入るように攻撃技をサイコショックに変更したが
正直好みの範疇を出ないと思ったし、Dが下がる可能性がある方が
パーティ全体で見れば得するシーンが多そうだと感じた。
持ち物は、集中攻撃を受けやすいのでオボン安定。
コイツ自身は回復できないので、思っている以上に場もちが良くない。



 ニンフィア@食べ残し/控えめ
 <ハイパーボイス、めざめるパワー地、瞑想、守る>


<変更点>
・キングドラから変更した。

 キングドラでは、相手の誤魔化し手段に弱く
バトル終盤まで天候を意識していなければならない窮屈さがあるため
壁+癒しの波動ゴチルゼルという長期戦向けのコンセプトを活かしきれないと感じ
単体でも強く、強力な詰め筋になることができる食べ残し瞑想ニンフィアを採用した。
持ち物は直前まで、火力を考慮してプレートを採用しようかと考えていたが
食べ残しを持たせることで、壁込みでかなり耐久が変わるという話を聞いていたので
食べ残しを採用することに。結果として、食べ残しのおかげで勝利した試合がいくつかあり
プレートを持っていなかったことが直接敗因になった試合はなかった。
また、個人的によく使用している珠ニンフィアと比べても、圧倒的な場もちの良さを感じた。
技構成は、対鋼&炎を意識してめざめるパワー地面を搭載しているが
構築上ワイドガードが崩せないので、たまにムーンフォース等が欲しくなるシーンがあった。
また、メガリザードンYが重い構築なので、めざめるパワー岩とかでも面白いかもしれない。
(参考)瞑想1積みC補正有り全振りニンフのめざ岩⇒H252振りメガリザYに高乱数1発


 クレッフィ@光の粘土/図太い
 <光の壁、リフレクター、神秘の守り、威張る>


<変更点>
・参考元からの変更点無し。

 雨乞いが欲しいが、技構成が完結しているため変更点も特になし。
強いて言うなら、やることない状態でも、下手に下げるくらいなら相手に威張りましょう。
ニンフィアが無性で瞑想を積んだり、ゴチルゼルが無償でトリックルームできたりします。
パーティ全体でほとんど相性補完がとれていないので、サイクルはキツイです。

【解説】

<勝ち方>
 ①物理アタッカーを優先的に処理し、瞑想ニンフィアで詰める。
 ②メガクチートを威張るで強化し、トリル下で無双する。
 ③3匹落として滅びの歌でシャットアウトする。

 相手の物理アタッカーが処理できそうなら、優先的に処理してニンフィアで詰める。
その際、熱湯で火傷を狙えるなら積極的に狙うようにする。
また、スムーズにトリックルームを展開できるようなら、クチートに暴れてもらい
やはり可能ならば物理アタッカーから優先的に処理する。
クチートがそのまま暴れて勝てそうなら、そのままクチートで押し切る。
 どうしても処理できない相手がいたり、不安定要素がある場合には滅びの歌で落とす。

<選出>
 ・参考元の選出と基本的に変わらない。
  ニョロトノ+ルンパッパ+クレッフィが基本で
  天候パ相手の場合はゴチルゼル等でロックしていく。

<長所>
 ・選出がほぼ確定しているので、悩まなくていい。
 ・詰め方が明確、且つ勝ち方が複数個自然に組み込まれている。
 ・晴れ以外の天候パに強め。
 
<苦手な相手>
 ・低レベルがむしゃら(壁が意味ない、フェイント持ちがいない)
 ・ナットレイ(打点ほぼ無し。呪い眠る型とかだと本当に処理できない)
 ・メガリザードンY(雨を維持するために窮屈な立ち回りを強いられる)
 ・クレセリア(スキルスワップ持ちだと、優秀な特性を奪われて後手に回る)

<雑感>
 噴火杯では、レートと違いカロスマーク無しのポケモンでも採用することができたが
今回考えるパーティはレートで使用したいと考えていたため、
マーク有りのポケモンのみで構築でき、レートでの活躍も見込めるパーティにすると決めた。
元々、ゴチルゼル+クチート+ニンフィアという並びをよく使用していたため
使用期間は長くないが、すぐに手に馴染んでくれたのが良かった。
 瞑想ニンフィアが本当に強力な詰め筋で、相手の物理アタッカーさえ封殺してしまえば
瞑想ニンフィアを守りながら戦うだけで相手をシャットアウトすることができた。
 当日はかなり対戦中の運が悪かった(決勝を含む9試合で18回くらい急所をもらう等)が
それでも優勝することができ、かなりパーティの地力を感じることができたし
それ以上に相性が良い対戦相手が多かったので、環境にうまくハマっていたと言えると思う。
後は、当初の目的であるレートでの運用のために
配分等、煮詰められるところは煮詰めていければ良いと思う。

あとこれは余談だが、この構築用に厳選した色クチートが大活躍してくれて満足した。
(採用個体を引くまで、色クチート6匹かかった)

<戦績>
予選4-2(予選2位通過)
本戦3-0 優勝

決勝戦の動画



7/21(火):他にも色々書きたいことがありますが、ひとまず公開します。
7/22(水):個体解説を一部追記
7/25(土):構築名を変更し、コンセプトを追記