頭の重み

ソファに座ったままうたた寝してしまった娘が、しばらくして「あたまがいたいー」と泣いて起きてきました。

こどもは体が柔らかいからか、大人には信じられないような体勢で寝ることもしばしば。「こんな格好でもまぁ大丈夫かな」と思っていたら、さすがに首が痛くなってしまったようです

「どうしておすわりしたまま寝ちゃうとあたまがいたくなるの？」と聞かれたので、「頭はすごく重いから、ちゃんとお布団に横になって寝ないと首が疲れちゃうんだよ」と答えました。

人間の頭部の重さは、体重の10〜13%を占めるそうです。体重が50㎏の人だと約5㎏もの重みを首や肩が支えていることになりますね

日常生活では、肩より上に腕を上げる機会はあまりありません。どちらかというと常に重力に引っ張られている状態さらに今はパソコンやスマホを使う機会も多いので、目や肩の疲れはさらにUP

バレエでは、バーレッスンの時でも片方の腕はアラスゴンドやアンオーのポジションにあることが多いですね。センターレッスンになれば、もっと腕もいろんなポジションで動かします。

そして身体を常に上へ上へと引き上げることで、軽い動きを実現しますレッスンの終わりには身体もあたたまって、凝り固まっていた首や肩もスッキリ

11月から始まるストレッチクラスでは、まずしっかり自分の身体と対話します。ゆっくり呼吸をしながら「どこが凝ってるかな？痛いところはないかな？」と確認し、気持ちよく身体をストレッチ痛いのをガマンして無理やり柔軟運動をするようなことは怪我の元ですので、決してやりません。

音楽に合わせてゆったりと気持ちよくほぐれていくように、いろいろなストレッチをしていきましょう