こんにちは。AIです。今日もすっきりしない天気の千葉でっす。

 

 

今回は夏なので子供のころに体験したちょっと怖いはなし。

 

 

 

子供の頃、当時は珍しい共働き家庭だった。

父も母も正社員でバリバリ働いていたので、保育園のお迎えの時間が間に合わない時は父方のばあちゃんが面倒みてくれてた。

 

ばあちゃんも助産師でバリバリ働いてたし、忙しかったろうに私と弟の面倒を見てくれていた。

 

ばあちゃんは岡山の人で、父が小学生の時に一家で上京してきた。

 

なので、子育てに「のんのんばあ」や「子取りばあさん」を使っていたらしく、例に漏れず孫の私たちにも使っていた。

 

「言うことをきかんとつれに来るぞ」とよく言われていた。

 

が、脳内変換が子供の頃から凄かったので「子取りばあさん」は「小鳥ばあさん」だった。

 

だから、千と千尋の湯婆婆見た時に「これ!わたしの想像してた小鳥ばあさん!!!」て思ったくらい。

 

のんのん婆に限っては「ノンタン」の絵本がうちにたくさんあったので「猫みたいなばあさん」て想像してた。

 

いったいどっちが強いんだろう・・・小鳥と猫のばあさん・・・。平和な脳内である。

 

 

そんなこんなで私が5歳、弟が2歳くらいのときのことである。

 

当時、お風呂上がりにオムツを履くことを嫌がって逃げまくっていた弟。イヤイヤ期真っ盛りだったんだと思う。

 

母はかなり手こずっていて、その横で父は爆睡していた、昭和の風景である。

 

私はその様子を側から見ていて「もうそのままでいいじゃん。寝たら履かせればいいのに」と無責任に思っていた。

 

 

そしたらね・・・・突然、ちり〜〜〜〜〜〜〜〜ん、ちり〜〜〜〜〜〜〜〜〜んて鈴?のような音が聞こえてきて。

 

 

外からなのか、中からなのかわからないの。どこからともなくお鈴の音がする。

 

「え???なに?」と思ってあたりを見渡す。

 

弟もキョロキョロしている。。。お母さんは?・・・・どうやら聞こえていない。

 

 

そしたら突然「言うこと聞かないこは誰だ」と低い声がした。

 

 

男でも女でもない、なんとも言えない低い声。母もその時弟を説得していたし、父も爆睡してたから家の人ではない。

外からでも中からでもなく。。。きっと脳内だったんだとおもう。

 

 

その声は弟にも聞こえていたようで「わアアアアアア!!!!」と泣いて突然オムツをはきだした。

 

不思議そうに弟を見つめる母に私が「ねえ、いま声したの聞いた?」と尋ねると母はなんのことかわかっていなかった。

 

 

聞こえていたのは私と弟のみ。

 

そのあとは怖くて母の後を弟とくっついてまわった。どうしたの?と不思議そうな母。

 

「あれが噂の子取り婆さんORのんのんばあ!!!」全然かわいい声じゃなかった。姿は見なかったけど、ぜったい可愛くない!!

 

そう思った。

 

でも母になってあの時のことを思い出すと「のんのんばあや子取りばあ」は奮闘する母の絶大な味方の妖怪なのかもしれないと思うのだ。本当にめちゃくちゃ怖い声だった。

 

でも、あの時のばあさんに聞きたい。私なんも悪いことしてないのになんでわたしまで怖い思いさせたの・・・・!?

 

 

あれ以来二度とその声を聞くことはなかった。