人格障害の方と関わらざるえない場合
大変に体力や気力が必要となります。

境界性の妻や恋人を持つ男子。
概して、ひょうひょうとしているタイプが、上手く付き合っています。
振り回されないタイプ。
あんまり考えすぎないタイプ。

家族とはいえ個人個人があります。
それぞれのバリア、境界という線は、
明確に引いておかなければ、浸襲されます。巻きこまれ。
物質的に、身体的に、感情的に境界を明確にしなければいけません。
何を受け入れて何を受け入れないか。
はっきりと伝えなければなりません。

えてして、
泣きついてきた時や弱った相手に対して優しくしてしまいがちですが、
そうではなく、相手の調子がいい、悪いにかかわらず
常に同じ距離で付き合うよう心がけます。

相手が感情の嵐をぶつけてきた時は、
相手がどのように感じていると自分はどう思っているかを伝え
自分に何が出来るか、何をして欲しいか聞いてみてください。
相手の言う言葉を繰り返したり、言いかえる。
相手が感情を言葉として表現する手助けをする。
そして、なおかつ、収まらないなら、
落ち着いたら、必ず戻る事を約束してその場を離れる。
必ず戻るから、
馬鹿な事、悲しくなる事、自分を傷つける事はしないと約束させて。
そして
何があっても見捨てはしない事を約束して。

相手が調子がいい時に、
相手の良いところや評価出来るところを見つけては、その度に評価する。
相手が調子が悪い時に<何もできない>と泣いたら、
「あんな事が出来たよ。すごいよ。大丈夫だよ。」と言ってあげる。
そこに少しユーモアのエッセンスを加える。

[急に怒り出したり、泣いたり。]
相手の行動パターンを記録してみましょう。
その時の状況、出来事、言葉、行動、気分等。
誰がどうして、何がどうなって、彼の彼女の行動が起こったか。

また、境界性の親を持つこどもがいたら、
「親の行動は決して君が原因ではない。
何かあったら逃げておいで。味方だから。
聞いた事は誰にも言わないよ。約束する。」と伝えてあげてください。
こどもにも権利があります。