先代ドベは
サリーと言う名の女の子
ブリーダーから
男の子より扱いやすいと薦められ
そんじゃ女の子でと
我家の長女となる
そもそも
”扱いやすい” イコール ”大人しい”
それが大間違いで
扱いやすい子になるのは
扱う人次第だってこと
サリーからよくよく教わった
サリーは
すくすくというか
ガンガンというか
超じゃじゃ馬お転婆娘に成長
ドーベルマンという犬種もあるし
このまんまじゃマズいよな
慌ててドックスクールの扉を叩く
「女の子なのに全く大人しくないんですっ」
トレーナーの先生にそう訴え
即 通学開始
しばし通ったある日
先生が
笑いながらアタシに言った
「サリーちゃんとママさん(アタシのこと)、性格がそっくりですよね。
サリーちゃんにばかり女らしく大人しくしろって言うけど、
ママさんだって女らしく生きてないじゃないですか
ママさんが望む女らしさをサリーちゃんにだけ求めるのは不公平。
飼い主のママさんも女らしく生き方を変えたら
サリーちゃん、ママを見習ってもっと変わるかもしれませんよ~」
ひょえ~
自分のことを棚に上げて…
と言うことか
痛いとこ突かれた~
考えてみれば
生まれつき男勝りのアタシ
激しくお転婆だったので
親から口うるさく
”女らしくしろっ”
そう言われるのが大嫌いだった
フンッ
選んでこの性格に生まれてきたんじゃないっ
サリーも同じ思いだったら…
そう思うと
なんか…ゴメン…
その後
サリーは先生の愛あるご指導で
そこそこ "レディ"になり
アタシは…
そのまんま現在に至る