昨日、今日と2日間かけて認知症の研修でした。
認知症の患者さんは本当にたくさんいて、私はいつも認知症の一面しかみていなかったことがよくわかりました。
脳のどの部分の機能が低下しているかにより、出現する症状が異なることや、認知症にも様々な種類があり、精神疾患と診断されてしまっている認知症患者さんもたくさんいることを学びました。
認知症の正確な診断は難しく、我々が普段使用している長谷川式認知症スケールだけでは、単純に診断しきれないことも、今回の研修でよくわかりました。
そしてケアの方法やコミュニケーション方法など、工夫することで、興奮や混乱、怒りなどの周辺症状の出現を抑えることができることにも驚きました。
今後の業務に活かしていきたいな(^^)
視野が狭くなり、距離感もとりづらく、耳も聴こえづらくなるから、突然話かけられるとびっくりする。言語を理解する力が衰えてくるから、相手がゆっくり話してくれないと、言っている言葉の意味がわからなくて困惑して、怒ってしまったりする。私たちが普通のスピードで行っていることは、認知症患者さんからしたら2倍速。今まで普通にできていたことができなくなる焦り、ここがどこか、周りにいる人が誰なのか、朝目覚めると毎日わからなくなる恐ろしさ。
ある種類の認知症では幻覚もみえる。
だから夜が怖くて、暴れたりする。
家に帰りたいと不穏になるのは、今そこにいることが不安だから帰りたくなるんだ。
そうなんだよね。
行動のひとつひとつに、患者さんなりの理由があるんだ。
日々の業務におわれて、そういう認知症患者さんの隠れたニードに気付こうとする姿勢すら忘れていた。
毎日忙しいから、すぐにはいかせないかもしれないけど、学んだことはちゃんと取り入れてこ。
当たり前のことだけど、
その人の立場になって考える…うん(^^)
頑張ろ!