人と向き合おうとすると、目の前に自分が現れる。
そして、私に向かって話し始める。
なんて答えていいか分からない事ばかり話す。
終わったつもりでいたこと。
乗り越えたつもりでいたこと。
気にしてない振りをしていたこと。
それらをまた私の前に突き出しす。
どうしろって言うのよ。
なんて言ってほしいのよ。
ぐずってむくれた顔した小さな私がそこにいる。
自分自身にため息しか出ない。
誰かどうにかしてほしい。
本当は誰かに手助けしてほしい。
でもうまく助けを求められなくて、途方に暮れる。
ため息をついて、その場にしゃがみこむ。
小さな自分と目線を合わせて
どうしたの?
どこが痛いの?
ゆっくりでいいよ
声をかける。
時間も労力もかかるけど、
見ないふりしても先に進めないので、この子に付き合ってみるか。
10年以上見ないふりしてたものと、もう一度。
自分でもなんて言っていいか分からない事は、他人にはもっと分からない。
察してもらおうなんて烏滸がましい。
ちゃんと説明できるようになろう。