ノエル・ギャラガー(元オアシス)に会って来た !!!! | Diary

ノエル・ギャラガー(元オアシス)に会って来た !!!!

暑い・熱い夏休みは終わったのだ !!!!

今日から渋谷区の小学生は学校が始まった。

俺はグラストンバリーフェスティバル以降、毎週末にフェスがあり ....

2回倫敦出張あり北海道出張ありと大忙しでした。

長い間、ブログも休んでしまい申し訳ない。

楽しみにしていた方に時間は前後しますが????

少しずつ記事を載せて行きますので楽しみに待っていて下さい。






ノエル・ギャラガー(元オアシス)に 8/17(水)会って来た !!!!







MITCH IKEDA©
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I am programmed to destroy all evil ....
と書かれたバッジと着替えジャケット2着、
それに謎のギブソンギターを俺の撮影の為に用意してくれた。
ノエル、ありがとう !!!!  お前は天才だよ .... 認める。






ノエルのアルバム発売のプロモ・インタヴューをすべて載せます。
Newアルバムのこと、オアシス解散の真相と色々と訊けます。(SMJI提供)






記者会見 2011年7月6日 ロンドンにて

00:00 司会者:
では早速、ノエル・ギャラガー氏をお迎えしましょう。

00:14 ノエル:
じゃあ、戦闘開始!

00:20 司会者:
では、最初の質問です。ゴードン・スマート。

ゴードン・スマート:
『サン』紙のゴードン・スマートです。

ノエル:
やあ、調子はどうだい?

00:28 ゴードン:
ノエル・ギャラガーのソロアルバムは待てど来ないバスのようで、長い年月を要しましたが、突然2作品がリリースされるということで、これらの曲をどのくらい温めていたのですか?

00:35 ノエル:
過去10年で、オアシスのアルバム(*ラスト3枚)に俺が提供してきた曲は、5曲ずつぐらいだった。だから何となく作りだめていた曲が結構あったが、特別なもののためにストックしていたわけじゃない。完成させようともしていなかった。オアシスの作品にには、一番出来のいい5曲がオ収録されて、だから俺が半分作って、残りのメンバーたちが半分作るって感じだった。まあとにかく、曲のストックはいつもたくさんあった。ツアーに出ていても、家にいても、常に創作のスイッチは入っているんだ。

114 マット:
マット・エヴェレットです。

ノエル:
君は覚えているよ。

マット:
ストレートな質問です。サウンドはどんな感じですか? オアシス似のサウンド? オアシスで演奏されたような曲調ですか? アルバムのサウンドはどんな感じですか?


130 ノエル:
「Noel Gallagher’s High Flying Birds」は、ファンにはオアシスのなごりを聞き取ってもらえると思う。でも6曲目までギターソロは入っていない。それを先日人に指摘されて、「今、変更できたらいいのに…」っ思ったけどね。まぁとにかく、あまり『ギターヒーロー』的な内容じゃないんだ。もう1枚のアルバムは、めちゃめちゃぶっ飛んだ内容だ。ジ・アモルファス・アンドロジナスがどんなことをしているか知らない人もいるかもしれないけれど、彼らはオアシスの最後のアルバムのリミックスに参加していて、いい感じのひねりを加えてくれた。1曲で22分にも及ぶ。2枚目のアルバムには18曲くらい入ってるけど、ボードヴィルからスペース・ジャズ、クラウト・ロックに、ファンキーなソウルまである。ちなみにそれで1曲なんだけどね。(笑) 今までの俺とはかけ離れている、って感じかな。でも全曲いい出来だと思うよ。


245 司会者
次の質問。

ケイティ:
『OK-TV』のケイティです。本当に楽しみにしていました。早速核心に触れますが、リアムが今週TVに出演して、あなたがいないほうがマシだと言っていました。それをどう思いますか? あなたも楽ですか?


300 ノエル:
この会見が始まって何分以内に(リアムについて)質問されるか、賭けてたんだよ。俺は8分だったから、俺の勝ち? え、8分じゃないの? 2分半だって? マジかよ。 
そうだね、あいつはそう言うだろうね。俺が楽かどうかって、経済的にってこと?

ケイティ:
芸術的に?

ノエル:
どうかな? たぶん、違うね。嫌味に聞こえてほしくないんだけど、俺は自分をフロント・マンとして考えたことがないんだ。ステージの真ん中に立ってシンボルのような存在でいるのは、マジで苦痛だ。チャリティ・ギグではやったけど、「チャリティだからやろう」って感じで・・わかるだろ? でもこれからは俺がステージの真ん中に立たなくちゃいけない。妙な感じだよ。あいつは俺なしでも問題ないだろう。だってあいつが仕切ってるから。あいつがいなくて俺が楽かどうかは、まだ分からないね。


420 司会者:
『デイリースター』のジェームズです。

ノエル:
ジョーダンについての質問?(笑)

ジェームズ:
いいえ。

ノエル:
ウィリアム王子?

記者:(笑)


430 ジェームズ:
興味があるのは、「電気ポット」についてです。このアルバムに参加したアーティスト・リストには、ワイングラス、洗濯板、そして電気ポットを演奏しているというマーク・ニアリーがいます。彼はどういう人ですか? 電気ポットについてもっと聞かせてください。


445 ノエル:
電気ポットね・・。マークはこのアルバムで演奏する予定じゃなかった。プロツールの操作するだけだったんだ。でもある日スタジオで、ある曲にダブルベースを使うかどうか話し合っていたいら、彼が何気なく出てきて「俺、ダブルベース演奏できますよ」って言うもんだから、俺は「まじかよ?じゃあ持って来いよ」って感じでやってみた。次にノコギリの話が出てきて・・・ノコギリで演奏できるのは知ってるよね?・・・ 彼はノコギリの演奏も得意だと言うもんだから「じゃあ、それもやろう。ちなみに他にも何かできる?」って聞いてみたら、彼はワイングラスも得意だと言ってきた。で、電気ポットなんだけど、これはただのジョーク。・・・(笑) 電気ポット用のキャリー・ケースとかないしさ。(笑)
あと笑えるんだけど、今日の午後、新しいポットを買いに行くんだ。僕らのポットが全部ぶっ壊れちゃったんだよね。フタが開かない。使い過ぎて石灰だらけになってしまって。まぁ俺ってロックンロールだからさ、新しいポット買いに行かないとね。


555 司会者:
では、中央の方。

「プレスアソシエーション」のアンディです。昨年、アルバートホールで行なわれた「Teenage Cancer Trust」での演奏を見ました。あの時、アルバムは完成間近だと言っていましたが、その後しばらく取り組んでこられたのでしょうが、レコーディングはどんな感じだったのでしょうか?


610 ノエル:
レコーディングは始めてはいたけど…ちょっと我慢して聞いてくれるかい!? 長い話なんだ。ブリット・アウォードの夜に(レコーディングを)始めていたんだ。そこで“過去30年間の最優秀アルバム賞”とかいう賞を受賞した。その夜は、スタジオにいた。今年でも去年でもないな、その前の年だったかも。もうそんなに経ったなんて信じられないな。あの夜は別の意味でも思い出深い夜でね。妻から電話で妊娠を告げられた夜だったんだ、アルバムのレコーディングの最初の日の夜にね。それから数週間はレコーディングに取り組んだけど、そのあとは長いオフを取った。結婚して、引っ越して、子供が産まれて、何よりもそういうことを優先していたんだ。締め切りに間に合わせる仕事をしないってのは、いいものだったよ。そんなこと、記憶にある限りでは初めてだったからね。この18ヶ月間はそんな感じだった、アルバム2枚ともね。あとは、(今回のレコーディングは)英米を行き来して行なわれた。LAでも仕事をしていたからね。それにツイッターがはびこる世界で今日までずっと秘密にしてこられたなんてすごいことだよ。18ヶ月間俺は何も公表しなかった。ところがある日俺がLAのスタジオに入ると、イギリスのバンドが隣のスタジオにいたんだ。それから15分もたたないうちに、やつらの誰かがツイッターに載せちまって、俺の電話が鳴りまくって、とうとう秘密がバレちまったんだ。まぁ制作には結構時間がかかったな。
今の話長くて、君たちのヒゲ伸びそうだよね。長々と話してすまなかったね。(笑)



807 司会者:
2番目の列のジョン・エリス。

ジョン:
アルバムのミュージシャンたちをどのように募ったのですか? 彼らが“The High Flying Birds バンド”ですか?


820 ノエル:
“The High Flying Birds”ってのは、6人のスチュワーデスのことなんだ。ひとりはキャセイ・パシフィック、ひとりはブリティッシュ航空って感じさ。いつも使っているんだ。・・・なんてね。(笑)
全員男で、電話がかかってきて、やってもらうことになった。キーボードとドラムは前から前から知っているやつで、キーボードのマイクはオアシスの“BNLツアー”でも演奏している。ジェレミーはドラムで、当時何もしてなかったから、参加してもらった。ベースのラッセル・プリチャードは、元ザ・ズートンズのメンバーで、最後に決まった。ある日電話で「ベースはいるかい?」と聞いてきたんだ。俺は「いない」と答えた。すると奴は「じゃあ俺がやる」って感じでね。ギタリストは・・・ザ・サンド・バンドって知ってるかな? 知らない? 勘弁してくれ、マジでチェックしたほうがいい。リバプール出身のバンドで、今年か去年アルバムを出したバンドだ。彼がギター担当だ。名前はマックス。で、出身はリバプール。(笑) もう1枚のアルバムに演奏したミュージシャンたちは、まったく違うメンバーだ。実際、そっちのアルバムに参加した人間の半分も知らなかったね。ジ・アモルファス・アンドロジナスが(スタジオに)呼んだ人間が多いんだ。俺が日曜にスタジオに行くと、会ったこともないやつらが俺の曲を演奏しててさ!びっくりしたよ。結果は素晴らしかったけどね。


1005 司会者
前列、真ん中の方。

『エンターテイメント・ニューズ』のコーラです。
気持ち的に、このアルバムとオアシスのアルバムを作るのとはどんな違いがありますか?何度もやってきたことですから、自信はありましたか? あるいは、ソロアルバムということでナーヴァスになっていましたか?


1022 ノエル:
アルバム作りではナーヴァスにはならない。ナーヴァスになるのはライヴ前だね。(オアシスとは)ミュージシャンが違うから、違いはあるけどね。それに全部俺の曲だし、俺が歌うわけだ。だからどんな感じか、どういう曲か、どんなふうに演奏するかを誰かに説明する必要はない。それに紅茶の減りが遅いし、イスの取り合いもなかったね。君たちがスタジオに入ったことがあるかどうか分からないけど、スタジオにはいつもヒゲをはやした長髪の男(*エンジニア)がイスに座っていて、彼がボードでいろいろ調整してくれるんだけど、だいたい彼の横にはひとつイスが置いてあるんだ。今回はそのイスを取り合うこともなかったし、電気ポットや洗濯板を使ったサイケ効果について話し合う必要もなかったね。演奏してみて、どんなサウンドになるかとりえずやってみよう、って感じだったね。気持ち的には、最初のギグまで、あるいは最初のリハーサルまでは、ナーヴァスにはならないと思う。俺はリアムやゲムやアンディと一緒に演奏してきた、どのぐらいだろう、10年近いよな。俺がソロをやるときも、いつだってゲムとは一緒だった。ゲムがいないのは一番さみしいね。まぁやってみるまでどうなるかは分からない。このアルバムを分かってくれた人には、俺が一人でもやれるってことを感じてほしいね。


1153 コーラ:
もうひとつの質問です。ライヴではどの曲を演奏したいですか? またそれはどうしてですか?


1200 ノエル:
どうかな、まだわからないな。まだ聴いてもいないのに、そのこと話しても意味分からないんじゃない? 曲のタイトルは知ってる? 聞いたよね。(ライヴで演奏したいのは)「If I Had A Gun」だね。アコースティックギターで演奏していて、いい感じのサウンドなんだ。この曲を俺が数年前にサウンドチェックで弾いている映像がインターネットにあがっているんだけどね。でもやっぱり全曲だね。まだリハーサルもしてないけど。アルバムに10曲入っていたとして、10曲全部が(ライヴでやってみても)すごくいい感じに出来たらスゴイだろうけど、そうはいかない。普通は6曲で、ラッキーでも8曲ってところだ。まぁやってみないとわからないね。“What a Life!”という曲はちょっと演奏するのが怖いね。他にもっといい言い方があるかもしれないけど、いわゆる“ダンスミュージック”みたいな曲なんだ。俺ももう44歳で、ダンスなんか出来ないからな。ギター・パートがある曲だけど、どうやるかは決めてない。この曲には多少ナーヴァスだな。でもリハーサルでちゃんとまとめあげるし、いい感じにするつもりさ。


1310
次は『ミラー』紙のエミリー。

エミリー:
一石二鳥の質問をします。アルバムが商業的成功を収めるのは、あなたにとってどのくらい重要ですか? また、ビーディ・アイとシングルチャートで接線を繰り広げたら、どうしますか? またそれはどうしてですか?


1330 ノエル:
商業的成功は、俺にはどうしようもないことだ。正直言って、今日これから買うポットの値段と同じ、俺には決められない。何人の人が買うのか、俺にはわからない。何人がそのアルバムを借り、インターネットで違法で聴くのか、俺にはわからない。ただ大事なのは、自分がしていることが認められることだ。600万人の人が買ってくれたら、そりゃすごいと思う。俺はソングライターだから、すごいと思うけど、でも商業的成功は奇妙なものだよ。だって、それってつまりクソみたいな音楽だっていう場合が多いからさ。1800万枚売れたら・・・どうだろう、分からないな、俺たちも過去にたくさんのアルバムを売ってきたしな。(笑)シングルチャートのことだけど、ビーディ・アイが俺のシングルと同時にシングルを出すとは思わない。俺たち同じマネージメントだからね、マネージメントはそういうことには慎重だから。

1440 グレッグ:
『Radio1』のグレッグです。パリであの夜、リアムと言い争った。そして明らかにあの夜以降亀裂が生じたと思うのですが、あの夜のことをあなたサイドからは聞いていません。振り返る時間はあったでしょうから、今思い起こして、オアシスはもういいと思った理由を聞かせてください。


1500 ノエル:
オアシスをもういいと思ったことは一度もない。人が言うほど俺たちの関係は悪くなかった。ミリ・ヴァニリのようでもなかったし。って、あんまり意味分からない喩えか(笑)。つまり、どうかな、正直に話すと、悪化したのはリアムが自分のファッション・レーベルを立ち上げて、その広告をオアシスのツアー・プログラムに掲載したいと言い出したて、俺が反対した時からなんだ。俺たちのファンに強引にそれを売りつける権利はないと思ったんだ。そのことで大喧嘩をした。確か何度もそれについてやりとりがあった。で、遂に俺が「わかったよ、掲載するならいくら払ってくれる?」と聞いた。最初あいつはその質問の意味が分かっていなかった。だから俺は「電気ポットの会社が俺たちのツアー・パンフにポットの広告を入れたら、俺たちに金を払うだろ?じゃあお前は俺にいくら払う?」と言ったんだ。あいつはカンカンに怒った。そこからゆっくりと崩壊が始まったんだ。パリのあの夜、あいつはVフェスティバルの演奏に現れなかった。咽頭炎になったと言い分けしていたよ。その件で非難される記事が出回ったのに、あいつは頭の中で勝手に、俺がイギリスのメディアをコントロールしたと思いこんだんだ、操り人形かなんかみたいにさ。(笑) パリに着くと、あいつは言い始めた。記者の名前を並べ立てて・・何人かはこの部屋にいる。俺が一度も会ったことない人たちもいた。やつは「俺が“ジョニー・ボウルズの頭をボコボコに蹴飛ばしてやる”って言ってるとか、お前が記者にしゃべったんだろ!?」とか言いがかりをつけてきたんだが、俺にしてみりゃ「マジ何のことだよ!? 」って感じさ。それに「エルビス・コステロの頭を切り落とそうとした」とか、言っていることがもうメチャクチャさ。そしてあいつは暴力的になっていった。その時点で、肉体的な暴力はなかったよ。でもWWEのレスリングみたいだった。あいつはランディ・サベージみたいに大暴れしそうな雰囲気で、まるで地獄だった。それに、俺は決して忘れないと思うけど、そういうことが起こっているときに、そばに座ってるアンディを見た。でもヤツはバカみたいにうつむいて、黙って自分の靴をじっと見ているだけだった。俺が言ってる意味だって分かっているくせに。リアムはさんざん悪態をついて楽屋から飛び出して行った。リアムが出て行く途中で、俺はそんなことは望まなかったが、あいつはプラムをつかんで、それを楽屋のほうに投げつけてきた。それが壁に激突。俺の中の一部が、こういう終わり方もいいかなと思った。だって「プラム野郎がプラムを投げつけオアシス解散」なんて上手い見出しが書かれた記事が頭に浮かんだりしてさ。それからあいつは楽屋を出て行き、自分の楽屋に戻ってギターを持って戻ってきて、斧みたいに振りかざしたんだ。これは冗談じゃないぜ。冗談が好きだから今おもしろく話しているけど、でも不必要に暴力的だったと思う。あいつはギターを振り回し、それが俺の顔に当たりそうになった。それで納まったけど、俺は言ったよ。「バンドにはほかにもメンバーがいる。誰も何も言わずに顔を背けてる。こんな狭い楽屋で、俺たち全員が関係しているのに、誰も何も言わない。やってられない、俺はここから出て行く」とね。そこにツアーマネジャーが入ってきて言ったんだ。「本番5分前!」(笑) 俺は出て行った。ちょうど楽屋から出たときにすれ違った人に、「どけよ!」と言ったかもしれない。もしこの会見を見ていたら・・見てないと思うけど、そのことは本当に謝りたいと思っている。でも本当にあれは精神的にキツい午後だった。俺は車の中で5分ほど座っていた。そして「やってられない、最悪だ!」とののしった。後悔しているよ。だってあと2本のライヴでツアーは終わりだったからね。もし時間を戻せたら、あの場に戻って演奏するだろう。まぁリアムも気が動転していたから、演奏したところで最悪だったかもしれないけど。でもあと2本のライヴをやっていたら、何もかも水に流して、次の行動を話し合えたかもしれないし、解散もなかったかもしれない。活動を休止という形で、全員で話し合った上できちんと終わらせることもできたかもしれない。リアムはいつも“バンドが終わるときは、アルマゲドンみたいになる”と予言していた。あいつはそういうほうが好きなんだ。そして実際そうなった。残念なことだよ。だって、あのバンドは俺には居心地が良かったからな。右側に立ってリードギターを弾き、バックコーラスを歌う役を俺は完ぺきにやってきた。すごく上手くやれていたよ。18年間もかけて、俺はその役を完璧にマスターしたんだからな。あの最後のツアーでも、俺はマジで最高だったよ。でも最終的にあいつは俺を嫌った。俺をひどく嫌ったんだ。あいつとはもうやれない。ケンカする人間と一緒にバンドをやることはできないよ、そんなの何の意味がある? ツアーをやって金を稼ぐだけだ。いつも言い争ってばかりで、ナンセンスだよ。俺はみんなのために去った。そのあとゲムやクリスとは話したよ。ほかのふたりには会ってない。そういうワケで、俺たちバンドはこうなったし、俺は今君たちとここにこうしているってワケだね。


21:28
『BBC』ニュースのフィオナ・ベイリーです。新作に対する新旧それぞれのファンからのリアクションはどのぐらいあなたにとって重要ですか?

2145 ノエル:
ファンってのは奇妙だよな?サインをする時以外は直接会う事はないんだからさ。まぁ始めに言ったとおり、オアシスのファンなら気に入ってくれると思うよ。俺はオアシスではメイン・ソングライターだったし、重要な曲は全て俺が手がけている。だから気に入ってもらえるんじゃないかな。でも「もしリアムがヴォーカルだったら…」とかいうレビューが出てくるだろうね。ビーディ・アイのレビューには「良い作品だが、もしもノエルが作曲していたら…」なんてのがあったけど、それじゃ今までオアシスがやってきた事になっちゃうだろう?だから、どうだろう、それって重要なことだと思わないけどな。
質問に対する答えに戻るけど、(ファンのリアクションは)すごく重要だと思うよ。自分のやっている事が認められているかを測れるからね。でもライヴで一曲演奏したあとに誰も拍子してくれなかったら最悪だな。妻は間違いなくやってくれるけど。それも契約の中に含まれているはずだから(笑)。…まぁ、リアクションはいいんじゃないかな。そうだといいけどね。君は来てくれる?拍子もしてくれる?ありがとう!

2309
ノエル、これからのライヴの予定について少し話してもらえますか?

2318 ノエル:
間違いなく、アルバムがリリースされた次の週にはツアーに出る。はじめは小さめのシアターでやっていって、もっと大規模にできそうな流れになったらそうするだろうね。今年は大きなツアーはやらないと思うよ。他の国々でやらないといけない事があるけどね。だから今年は世界中の都市にちょっと寄っていく感じで、大きなツアーは来年になる。もちろんギグは今年もやるよ。一発目どこでやるか言っちゃっていいんだっけ? 一発目はアイルランドのダブリン。23日だったっけ? マネージャーは知らないみたいだな。じゃあ俺も分からない。まずはダブリン。主要都市はだいたい行くんじゃないかな。マンチェスター、ロンドン、グラスゴー、エディンバラとかね。

2440
やあノエル、『XFM』からです。ツアーではアルバム2つ分も演奏する曲があるわけですが、オアシスの曲も演奏する予定ですか?

2450 ノエル:
みんなが期待している曲をプレイせずに会場から出られないだろ?それから2つ目のアルバムは来年の夏までリリースされない。もう一度言っておくけど、(2枚目のアルバムは)ぶっ飛んでいる内容になっている。だから、最初からこのアルバムの曲をやるのは、ちょっといきなり過ぎるからやらないよ。(1枚目の)アルバムに収録されているのは10曲で、46分12秒だけど、それじゃチケット代に75ポンドも払わせるのには短すぎる。75ポンドっていうのは、今適当に言っただけね。まぁだからオアシスの曲もやる。俺の曲だし、俺が書いたもので、誇りに思っているからね。ほかの人にとっても大切な曲になっていることも誇りに思うし、俺のやってきた事と併せての位置づけにも誇りを感じている。「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」とか「マスター・プラン」なんかを演奏した時は、オーディエンスの反応をステージからしっかり見ないとだめなんだよ。幸か不幸か、そういう曲は俺にとってドラッグみたいなもんで、それらをやらないギグなんて考えられないね。頭がおかしくなっちまう。そんなのはポール・マッカートニーがO2アリーナでやってる時にウィングスの曲しかやらないようなもんだろ?まぁ、それもいいかもしれないけどね。別に俺自身をポール・マッカートニーやビートルズと比較してるわけじゃないよ。

2620
『テレグラフ』のニール・マコーミックです。

今作にはかなりの作業を費やしていますが、創作的に苦労することはありましたか? 大きな挑戦や、より深く掘り下げたりだとか? 今までと同じ作曲のアプローチですか?それとも何か苦労したことはありましたか?

2640 ノエル:
今回の曲はオアシスの曲ではない。『スタジアム・ロック』じゃないね。なんと言っても電気ポットが使われているからね。それにダブルベース、洗濯板、ワイングラス一式にノコギリもね。しかもそれが全部一曲の中に入っている。でも曲を書く時、どういう曲にしようかとかは考えていない。ただ過去に作ったものとは違うものにしたいとは考える。曲がなんであろうと全力でやるだけだ。 最初のシングル候補は今4曲あるんだけど、君たちがこのアルバムで最初に聴くことになる曲は、これまで俺がやってきたこととはまったく違う。でもそれは意図的にそうしたわけでなく、ただ自然にそうなっただけなんだ。ハイ・フライング・バーズのアルバム曲のいくつかは最後にやったオアシスのセッションでデモ録りされていたものもある。でもその当時は抜けるとは思ってもいなかったし、だから無意識に何か違う事をやろうと考えていたわけじゃない。大きな違いといえば、ちょっと前に人に指摘されたんだけど、ギターソロが無いってこと。ソロがあるトラックは2つしかなくて、しかもそのうち1曲は別のやつが弾いている。気に入ると思うから、楽しみに待っていて欲しい。最高だと思ってもらえると思うよ。

2810
何かを証明しようという思いはありましたか?

2815 ノエル:
いや。尊大に響くかもしれないけど・・・、自分自身に証明してみせるだけなんだよ。ここに集まってくれた人たちを見くびるつもりはないけど、作品が出て、ジャーナリストにこきおろされたとしても、今のネット時代においは、そんなの意味はないんだよ。今の世の中、誰もがジャーナリストで、誰もが評論家で、誰もがアルバムのレビューを書く。そんな時代だし、つまるところ、人々にその作品がどう受け止められるか、そこだからね。で、俺は、これはみんなに気に入ってもらえる、そう思ってる。そうでなければ、どっちのアルバムもリリースしようなんて思わないよ。

2902
『タイムズ』のクレッグ・マクレーンです。

では、あなたのビーディ・アイに対する評価はどの様になりますか?

2915 ノエル:
正直なところ、まだちゃんと聴いてないんだ。でもあのアルバムの曲はだいたい知っている。以前からオアシス向けに存在していた曲だからね。でも多少のレビューは見たよ。オアシスの最後のほうの何枚かよりずっといいレビューが寄せられていて、かなりムカついたよ。(笑)
ジュールズ・ホランドの番組でやってたのと、アビー・ロードでのライヴと、あとはラジオでチラッと聞いた程度。今でもバンドにいる友達のゲムやクリスは尊敬しているし…(*質問した記者に対し)君はどう思う? ほらね。

3015
5列後ろの方。

3020
『ハリウッド・レポーター』のターナーです。オーディエンスやいわゆる公衆の面前に戻り、名声という物語の中でまた違ったキャラクターとなる事についてはどの様な感情を抱いているのでしょうか。長年培ってきたキャラクターがありますが、それによる人生への影響が、今回これから再スタートを切る以前から、問題であったのかどうなのか教えていただけないでしょうか。 (→有名人であることはどうですか?)

3103 ノエル:
感情的には、俺レベルの有名人であることは、楽しんでいるね。毎週土曜日に映画のプレミアに出席するわけではないしね。みんな楽しめると思うよ。そんなに気にしても仕方がないし。確かにデパートで下着を買うところを人にじっと見られたら、マジでウザいし気にはなるけどね。大抵そんな時に俺を見ているのは太った男で、オーシャン・カラー・シーンのTシャツを着てるような奴なんだよ。でも妻を買いに行かせるわけにはいかないから、結局自分で行くはめになる。でもまぁ大丈夫、楽しんでいるよ、サイコーさ!

3205
アダム・シャーウィンです。

この15年間で何者かがあなたの電話をハッキングしたかもしれない、という話は聞いていますか?ここ数日でニュースになっていることをどう考えますか?

3215 ノエル:
ハッキングされてたらよかったかもね。(笑)笑える友達がマジでたくさんいるから、とんでもない留守電も入ってたし。本当さ。もしハッキングされていたら、君たちの同業の人たちも今頃ヤバい事になってるんじゃない!?(笑) でもどうだろうな…俺ってそんなおもしろくもないのに、何で俺の電話なんかハッキングされるんだ? ハッキングについてどう思うかという質問だったね。市民の自由の侵害で、最低だと思うね。あの若い女の子が殺人事件なんか特にね。メディアの負の側面だよね? 負のアートだ。みんなそれが起こりうることは知ってはいるが、それでも最悪だな。

3314
最後の質問です。

『シェルビーズ』のフィリップです。アルバムの中に、あなたとリアムの決裂についての曲だと想像できる「The Death Of You And Me」という曲がありますよね?

3325 ノエル:
「もしここを離れなければ、それはあなたとわたしの最期となる」っていうことわざを知らない?それより若干ロマンチックな感じだ。この曲を妻に演奏した時に「あなたと私が死ぬってこと!?」って彼女には言われたけどね。この曲は俺たちの事だって言ったもんだから、妻は「何ワケ分かんない事言ってんのよ?」ってさ。(笑)これは自分たちを取り囲んでいることから逃げ出して、幸せな人生を送る人たちについてのロマンチックな曲なんだって、わざわざ妻に説明しなければならなかったよ。ということでリアムは関係なし。でも別に俺とリアムの事だって思ってもらっても構わないよ。止めはしない。でもその場合は「俺と“ビーディ・アイのシンガー”の最期」ってタイトルになっていたハズだよね。(笑)まぁリアムは関係ない。どっちかっていうと、俺と、この記者会見のことじゃない?“これで終わり”だね。

3424
皆さん満足頂けたでしょうか。どうもありがとうございます!

3426
ありがとう。







会見の模様は本人のオフィシャルサイトでも見られます。
http://www.noelgallagher.com/



















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