【日本「そば粉」普及委員会】
「たんぱく質」は20種類のアミノ酸から構成されていてうち9種類のアミノ酸は体内で作ることができない。このため食べ物から摂取する必要があり、これを「必須アミノ酸」と呼ぶ。必須アミノ酸をバランスよく含んでいるたんぱく質が”良質”とされていて、その点「蕎麦」がすごく良い。
「必須アミノ酸の組成(満点が100)」において全層そば粉(玄ソバ)だと「92」。
強力粉(小麦)だと「38」、精白米だと「65」。
「消化吸収率」では「85%」と少し低い。 (小麦粉だと96%、精白米だと88%)
が、そばのたんぱく質のように難消化性のたんぱく質は「レジスタントプロテイン」と呼ばれ、たんぱく質でありながら食物繊維のような機能を果たす。
出典:「そば道への近道」blog.sobahonda.co.jp/protein-soba/
なので例えばアスリートの場合、朝のパンケーキを小麦からそば粉に切り替えるだけでも、かなりプラスになると思います。
ちなみにそば粉パンケーキは、重曹やベーキングパウダーと塩を少々と、(僕の場合は)豆乳で簡単に作れます。
しかもグルテンフリーだから凄いよね。
小麦などの穀物のグルテンのもたらす「粘力(もちもち感)」は、腸の壁にへばりついて腸壁が裂けたり傷ついてしまう(=リーキーガット)。小麦の取りすぎに注意と言われる理由の1つ。
その点、そばはグルテンフリー。グルテン不耐性の人でも食べられる。
【そばに含まれるルチンは凄い!】
① 血管を丈夫にする
ルチンは弾力が減って損傷しやすくなった毛細血管を修復し、丈夫にします
② 老化を防ぐ
ルチンには抗酸化作用があります
③ ビタミンCの吸収を促進する
ビタミンCは抗酸化作用があり、コラーゲン(細胞と細胞をくっつける働きをする)の生成を助けます
そば粉のポテンシャルをもっと周知し、荒地でもよく育つ「そば」を日本各地の農的活動の中により普及したいなとは常々思うところです。とりま自分がそばを、育てて干して脱穀、製粉までのプロセスを取り戻す勉強からですなー。