【奄美マヤスコで】

彼に奄美大島で出会ったのは、暖かい雨の降る3月末のマヤスコにて。

この日は島を代表する若きシンガー・森拓人と出逢えたのも良かったけれど、トップバッターで独りで演奏してた赤須翔もなんか良くて。ジャズギターと歌とツラ構えが。

彼は地元のミュージシャンなのかと周りの人に聞いたら、なんでも旅の音楽家でじきに奄美に移住するかも知れない、なんて言う話を聞いて、よく分からないけど打ち合わせもなしにほぼ全曲僕のソロライブでギターを弾いてもらって、その時はそれでおしまい。

インスタフォローしてたら「小箱ギター」っていうのを作るワークショップをやりながら、弾き語りの旅をしているというので、三宅商店のイベントに来てもらってワークショップもライブもやってもらったら良いなと思って岡山の吉備中央町に来たのが7月の末。

やっぱりライブも改めてナイスで、力の抜けた歌とジャズギターと佇まい。河原でヘッドスタンドやって髪切ってもらって、地元のチキン南蛮屋と仲良くなって延泊して次のライブ地大阪へ向かって行った。


【かなりの名盤】

その翌週にDJ空中水泳の誘いで三重と愛知へツアーに行く道中に、そのチキン南蛮屋に借りた車のオーディオからこのCDが聴こえてきた。

卓越したギターと気の抜けた歌、そして曲。全部よかった。今の自分の人生の日々の感情の何かとすごくフィットしたんだろう。岡山の山中から四日市に着くまでの4時間半、6周くらいそのまま聴けた。こんなアルバム久しぶりだ、と思って赤須翔に仕入れの連絡をした。

という次第。

日本のアンダーグラウンドには無名の宝石がゴロゴロ転がっています。本人が近ごろ欲しいもの、サンタさんにお願いしたことは「ネームバリュー」だそうです。

本当にナイスなアルバムなんで、ピンと来た人はぜひご一聴を。かなりの名盤です。隠れた名盤が、早いうちに陽の目を見ますように。

 

AKASUSHO RomaN'Chicks 『肖像画』(CD)

https://miyakeshoten.base.shop/items/77417228

 

 

 

 

 

 

 

 

 



AKASUSHO RomaN’Chicks
アカスショウロマンチックス

アーティスト赤須翔は、楽器も弾けば、歌もうたい、演奏もすれば、曲作りもする。旅をすれば、絵も描くし、言葉を綴れば、ハミングもする。現在マルチな才能を発揮し続けている、風のように生きる人。

自身のリーダーバンド“AKASUSHO RomaN'Chicks”1st アルバム「肖像画」を2022年8月29日に発売。
音源はSpotify等 各配信サービスでも全世界185カ国配信リリース中。
ジャズ、ブルース、ファンク、ロック、ラテン、四つ打ち、ユニークでポップな歌から、泣きそうなくらい切ないメロディまで。幅広いジャンルが詰まった、極上の音楽集。そしてジャケットは自らが描いた肖像画。さまざまなジャンルの音楽を表現するように、あらゆる感情がそこにあります。

AKASUSHO RomaN'Chicks
are
赤須翔(Guitar&Vocal)
鳴海克泰(Bass)
澤村一平(Drums)

instagram @akasushoromanchicks