自衛隊の階級 | 美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

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私は防衛医大出身ゆえに、数年間ですが、自衛隊の医者(医官)として勤務したことがあります。
卒業後、陸上自衛隊の2尉という階級になり、辞める時は1尉(昔の大尉)でした。この階級はいわゆる幹部自衛官という位置づけで、部下がいる階級です。駐屯地の中を歩くと、若い隊員から敬礼されたりします。

卒後研修医が終了すると、私は日本最大の隊員数を誇る精鋭部隊の駐屯地に配属されました(別に私が自衛隊で精鋭だったわけではありません、念のため)。そこでの仕事は診療所にて風邪やねんざなどを診ることと、演習訓練にての隊員指導や救護所の開設が主なものでした。隊員数が多く、かつ精鋭達ですので怪我人など多発し、日本一忙しい駐屯地医務室と言われており、なかなか面白い経験をしました。
それとは別に、週の半分はある大学の形成外科で診療をさせていただくという研究日があり、医師の技量を磨く機会も一応は与えられていました。
形成外科医として大学での研修はもちろん役に立ったのですが、案外自衛隊の駐屯地での外傷処置の経験も今思えば勉強になりました。

さてさて、私の大学同期が自衛隊では1佐という階級になったそうです。1佐と言えば昔の大佐です!偉いもんだなあと感慨もひとしおです。自衛隊を辞めた同期も大学の助教授になったり、社会的地位が高くなっています。開業してしまうと、あまりそういった地位には興味はなくなります(なくならざるを得ません)が、学生時代には1佐というと黒塗りの車に乗るような自衛隊の偉いさんという印象があったので、ちょっと考えてしまいました。